木下寄席 きおろしよせ

生で落語を聴く会

12/31 古今亭文菊独演会

2017-12-31 21:01:54 | 2018日記
落語の本年聞納めです。
SHINCHO高座「矢来町寄席」大晦日特別版です。満員御礼です。
開口一番 前座 金原亭駒六「元犬」
一 古今亭文菊「千早振る」自称物知りの隠居のとぼけた感じがいいです。こんなに笑ったけと思うほど笑った。
仲入
一 古今亭文菊「文七元結」一時間を感じさせない笑いもあり、特に、佐野槌の女将の凛とした佇まいがいい。
  また、娘の代わりでもある五十両を、渡すまでの苦悩も丁寧に描かれている。
落語納めによい時間を過ごせたという充実感だった。

12/30 談吉百席

2017-12-30 23:32:13 | 2018日記
第24回目の談吉百席です。
会場のアートスペースサンライズホールへは、都電荒川線の東池袋四丁目が近いです。
ここへは、都電に乗れるので気に入っています。
満員です。談吉さんが言うように、この時期大勢さんお見えで有り難い。
一 立川談吉「平林」志ら乃師匠から教わったネタ。可笑しくて、楽しい。
一 立川談吉「富久」さっぱりと演っていた。
仲入り
一 立川談吉「芝浜」スタッフに勧められた演目のようだが、中々たいしたものだ。大ネタをこなしているではないか。
  浜で一服する場面での、二服目の所作がいい。細かなとこまで演る意欲がいい。「鼠穴」より好きかもしれない。

12/29 扇遊・正朝二人会

2017-12-29 21:16:10 | 2018日記
新宿末広亭特別興行の「扇遊・正朝二人会」は完売です。
当日窓口売りは二階席のみで、1時間以上前に並びました。
高座二階正面席でした。立ち見も出る賑わいでした。
開口一番 春風亭一花「やかん」
一 入船亭遊京「二人旅」
一 入船亭扇遊「夢の酒」
一 春風亭正朝「火焔太鼓」
仲入
一 林家楽一 紙切り
一 春風亭正朝「疝気の虫」
一 入船亭扇遊「文七元結」
楽しい暮の落語会でした。来年は椅子席を取ろう。
正朝・扇遊両師匠はいいコンビです。

12/25 第4回立川こはる独演会

2017-12-29 08:26:17 | 2018日記
新宿文化センター小ホールでの公演です。
会ごとに客席が多く埋まるようです。世間ではクリスマスです。
終演後「北斗星」で宿泊して、石和温泉の超格安温泉「塊泉」へGO!
そんな感じで、報告を忘れで今日になりました。
一 立川こはる「」
一 立川こはる「茶の湯」
仲入り
一 立川こはる「夢金」こはるさんの「夢金」ははじめてです。でも、状況表現といい、所作と言い、演じ続ければ十八番になる噺。

12/24 龍志、高座納め

2017-12-24 19:59:27 | 2018日記
久々の地蔵坂商店街で、「松むら」のお稲荷さんを昼食に食べ、お土産は栄堂のカステラです。
第55回墨東名人会が向島百花園御成座敷であった。
向島百花園で句碑を見て回った。俳句をはじめて句碑の見方も違ってきます。
龍志を聴く会の今年最後の高座で、満員です。
開口一番 前座 笑福亭茶光
一 柳家小三太「たいこ腹」独特の間です。最後の歌は宴会でご利用ください。
一 立川龍志「鰍沢」主催者の要望での演目らしい。
仲入り
一 松本優子 寄席囃子
一 立川龍志「寝床」師匠の本領発揮の演目です。
場所と言い贅沢で、楽しい納めの高座でした。

12/23 吉好・がじら・兼太郎三人会

2017-12-23 23:25:30 | 2018日記
今までの吉好・がじらに加えて、二つ目昇進した三遊亭兼太郎が加わって、今回から三人会となる。
今日はけん玉改め兼太郎二つ目昇進記念の会です。
一 立川がじら「牛ほめ」今年は大半舞台役者として過ごしたようだ。独特の笑いのセンスを持っているので、高座にいて欲しい。
一 春風亭吉好「七段目」師走となれば、仮名手本忠臣蔵です。テレビではほとんど演られることがなくなった風物詩。だからこそ、落語の世界で楽しめる。芝居狂いの若旦那と丁稚の定吉の掛け合いがみどころです。
仲入
昇進披露の口上
一 三遊亭兼太郎「見立て」お祝いで、トリを飾る。達者なしゃべりに、お客を放さない努力も買いたい。
  10月の昇進で二つ目となり、今後の活躍が楽しみだ。
この三人は薄い縁で結ばれているようだ。三人三様の個性で見せてくれそうだ。次回は会場が変わるらしい。

12/20 正蔵・馬石・一之輔の会

2017-12-20 19:55:56 | 2018日記
神田らくごカフェでの三人会です。
正蔵・馬石のトーク、打ち合せせず、ぶっつけのトーク。その間一之輔師匠は着替えです。
一 春風亭一之助「寄合酒」三ヶ所掛け持ちで、大忙しの師匠です。
一 隅田川馬石「二番煎じ」旦那衆の個性がよく分かりました。同心に名を覚えられた宗助には笑える。
よく高座に上がる噺だが、飽きさせない工夫がある。
仲入
一 林家正蔵「しじみ売り」一天四海よりリラックスして見えた。ねずみ小僧であることをださず、御金蔵の小判にしなかった。
来年もこの三人会があるらしい。嬉しい限りです。
らくごカフェの天井を、落語家の手拭いが覆っています。行かれたらご覧ください。

12/19 志の輔らくご in EX 2017

2017-12-19 23:19:59 | 2018日記
EXシアター六本木で、昨年に引き続きパルコの企画による志の輔独演会です。
一 立川志の輔「ディアファミリー」
仲入
一 立川志の輔「歓喜の歌」
12月の季語のような作品です。働く人への応援会のようだと、思います。
帰り際「5時起き、ねぇよな」という若い人二人連れには、想像できない生活になったのでしょうか。
新作落語だからこそ、現実と客自身の生活とのギャップが気になるのでしょうか。
開演中、スマホを開けた客がいました。ブルーの光がパーッと漏れました。一台で、後ろの客は気がそがれたでしょう。
中年の男性でしたが、落語ライブが初めてなのでしょう。映画でもしてはいけないマナーです。

12/18 三朝三席

2017-12-19 00:15:18 | 2018日記
春風亭三朝が初演を含む全三席を申し上げます。
の、フレーズにあるように、マクラが長くてもきっちり三席、大満足の会です。
一 春風亭三朝「蔵前駕籠」細部にまで気を付けて話されている。着物を畳んで、煙草入れ紙入れまで。
一 春風亭三朝「松曳き」粗忽者は上下関係なく笑いの宝庫。植木屋の名前を次々と間違える下りは大いに受けた。
仲入
一 春風亭三朝「芝浜」暮の大ネタです。丁度、雲助師匠の「芝浜」を聴いたところだったので、そっくりでした。
一席と二席の間にも素早く着替えられ、中入り後も別の着物で登場です。毎回感心すること̪しきりです。
ネタ数も若い師匠ですが多く、噺に合わせて演じる実力を持っている。

第五回木下寄席(きおろしよせ)

2017-12-17 00:58:08 | 木下寄席
初春落語 第五回木下寄席
出演 春風亭一朝・古今亭文菊・春風亭一猿
2018年2月12日(月祝)13:30開場
              14:00開演
全席自由・予約1800円(当日2000円)、小学生1000円
お席に限りがございますので、ご予約をお願いします。
会場 印西市文化ホール2F多目的室
予約 kioroshiyose@gmail.com
0476-46-7089 生で落語を聴く会まで

予約受付始めました。販売予定50席ですので、早めの予約をお願いします。

12/15 立花家橘之助襲名披露公演

2017-12-17 00:30:29 | 2018日記
上野鈴本演芸場に引き続き、足を運ぶこと二度目である。
国立演芸場中席、橘之助披露公演もあと5日を残すところとなりました。
大名跡、二代目橘之助を小円歌さんが実力で勝ち取ったもの。実力の伴わない襲名が数多ある中で、清々しい襲名だ。
襲名披露公演が終われば、高座で「たぬき」を聴く機会があるだろうか。
一 前座 柳家小多け「初天神」
一 三遊亭伊織「転失気」
一 古今亭志ん陽「代書屋」
一 五明楼玉の輔「そうろん」
曲芸 翁家社中
一 三遊亭歌る多「替り目」
一 三遊亭歌司「抜け雀」
仲入り
襲名口上
吉原朝馬「」
一 柳家小さん「幇間腹」
一 立花家橘之助「たぬき」

12/16 桂文珍独演会「一期一笑」

2017-12-16 23:52:58 | 2018日記
メルパルクホール東京は大きい会場です。
一 桂福矢「牛ほめ」達者な口調です。
一 桂楽珍「蛇含草」
一 桂文珍「らくだが来る」確かに、あの「らくだ」が来るのは怖い話です。
一 桂文珍「星野屋」
仲入り
一 桂文珍「猫の忠信」
マクラは世相を散りばめ楽しめる。小咄もうまい。
福矢・楽珍を加えながら、しっかり三席を語って見事、独演会の名に相応しい。

12/16 東西鉄道落語家大集合

2017-12-16 23:06:42 | 2018日記
鉄分濃いめの落語会です。はじめて参加しました。
会場は日本橋社会教育会館で、丁度よい大きさです。オタクに大きすぎる会場は似合いません。
トーク 柳家小ゑん・桂梅團治・桂しん吉・古今亭駒次
 それぞれの分野をアピールして、自己紹介。
前方よし、信号よし、出発進行! で、始まりです。
一 古今亭駒次「十時打ち」リアリティあり過ぎ。上野駅の立場、忘れられた鶯谷駅。十時打ちの名人にあやかりたい。
一 桂梅團治「鉄道ん廻し」さすが大阪です、田楽ではなく串カツです。鉄道関連のん廻し。
中入
一 桂しん吉「海子と道子」本人もパパになった。自伝的噺ですか。
一 柳家小ゑん「鉄指南」「あくび指南」に鉄分補給したらこうなった。四季に設定された線がどれも厳選されている。
大笑いの落語会です。思わず梅團治さんの撮り鉄のカレンダーや、四人の本「鉄道落語」交通新聞社新書を買った。
しん吉さんが大阪から上京するのに、「日本海」、花輪線経由したように、私も大阪へ行くのに青森経由したっけ。その夜行寝台車はもうなくなった。

12/11 雲一里

2017-12-11 23:27:44 | 2018日記
師走の空に雲一里 五街道雲助・春風亭一朝・柳家小里んの会が、日本橋劇場であった。
師匠連を贔屓の客は若い人もいるのに、皆物静かである。笑い声すら。落語家が客層を作っているわけだ。
一 開口一番 
一 春風亭一蔵「二人旅」一膳めしやにたどり着くまでの、二人の掛け合い。
一 春風亭一朝「三井の大黒」左甚五郎のとぼけた感じが、政五郎との対比で面白い。
仲入り
一 柳家小里ん「言訳座頭」これも師走らしい噺です。高座にかかることが少ない噺で、聴けて得した気分になる。
一 五街道雲助「芝浜」師走には「芝浜」を聴く機会が多い。今日のトリを務める雲助師匠は、細部も丁寧に演っていた。ただ驚いたのは、おかみさんにこどもが授かったこと。この展開は初めてだった。
終わってみれば、あっという間の楽しい時間です。若手の落語家も勢いがありますが、古参の師匠たちの一天四海といい、雲一里といい、落語はまだまだ面白くなる。
「芝浜」で、“働かず楽しようなんて"了見違いを言う、魚屋のセリフだ。このセリフが新鮮に聞こえるって、社会が病んでいるのかも。  
  

12/10 立川寸志の日曜ぶらり寄席

2017-12-10 23:12:19 | 2018日記
まずは、ブックカフェでシーフードカレーを注文する。
ルーが多めで、サラダ付きです。大きく拡張した会場になっていました。
寸志さんは風邪で声が出にくそう。それでも、プロですね。段々声が出てきました。
一 立川寸志「和歌三神」瓢の酒をおこもさんにごちそうする旦那に、権助は自分が飲めるはずの酒が惜しくてならない。
  権助が一番リアルかもしれない噺です。
一 立川寸志「替り目」この噺は女房の演り方で、雰囲気が変わる。