花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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虚空蔵山 北尾根ルート 超冒険ルートも堪能

2017-12-04 | 藪漕ぎ クライミング

日曜日は久々に虚空蔵山の北尾根を歩く事にしました。

虚空蔵山系には時々訪れているのですが、最近はあまり長いルートを歩く事がなかったので、今回は牛の峠~高見岳まで楽しむ事に。

おまけに山頂東端の断崖を降りる超冒険コースも堪能してみましょう。

ルートは
駐車地→牛の峠→490mピーク→470mピーク→岩稜→520mピーク→木場登山口分岐→ファミリーコース→虚空蔵山山頂→山頂東断崖→鳥兜岩→岩屋登山口分岐→南登山口→高見岳→広域基幹林道→岩屋登山口→木場登山口→駐車地


牛の峠を通る道と広域基幹林道の交差するところに駐車できるスペースがありますので、そこがスタート地点。
林道を歩き、牛の峠のちょっと手前に登山口があります。
正面に見える山は焼岩。


岩を縫うように歩く場所があり、なかなか面白い。


途中展望のよさそうな岩も幾つかあるので、登ってみたりする。


ロープを頼りに登ったり降りたりする場所も多い。


岩のやせ尾根に到着しました。


登り上がると良い展望です。






辿ってきた峰々が見える。


ちょっと登山道を外れますが、岩のやせ尾根を歩いてみましょう。


先に見える岩稜まで行きます。


ちょっと国東の鋸山を彷彿させる岩尾根。


この先にも岩稜は続きますが、深く切れ込んでいて進めません。


岩稜から先の登山道は結構スリリング。




520mピークの登りに差し掛かると道は穏やかになり、美しい自然林を満喫。


山頂付近も気持ちの良い道が続きます。


520mピークから虚空蔵山の鞍部まで降り、お馴染みのファミリーコースと合流し頂上到着。


日曜日なので多くの登山客が昼食中。


邪魔にならない場所で、私もランチ。




さて、ここでハーネスを装着し、ザイルを準備。
まわりの人の好奇な視線が痛いので、さっさと人のいない山頂の東へ逃げるように立ち去る。


さぁ~ 超冒険コースの始まりです。


ここには古ぼけたロープを掛けてありますが、心配なので自分のザイルを使用。


鳥兜岩方面の展望がイイネ!


さらに降りていきます。


縄梯子が掛けてありますが、これがなければとても降りる事はできないでしょう。


最後はほぼ垂直の岩壁を懸垂下降。


エイト環でしっかりブレーキを掛けます。


無事到着。


私は下ってきましたが、ここが超冒険コースの登り口です。


そこからまっすぐ尾根を進むと、鳥兜岩が目前に見える岩尾根に出ます。


岩尾根を下っていきます。




振り返ると雄大な虚空蔵山。


さっき降りた山頂の断崖が見えます。


鳥兜岩に登ってみたいのですが、間近に見ると超怖そう~


これから高見岳に向かいます。
途中で鳥兜岩の横顔を拝見。


南登山口を目指しますが、意外と時間がかかります。
このルートはアリドオシが大変多い。


林道の南登山口に到着したら、道を挟んだ先の高見岳登山口から尾根に入る。
しばらく登ると、いつの間にか樹木が伐採されてるぞ~!!
草や灌木が生い茂り、そのうち登山道は埋もれてしまうような気がする。


伐採地を抜けると、悪魔のような急坂が山頂まで続く。


疲れ切った身体には拷問に近い激登りをなんとか絶えて、山頂到着。


直ぐにピストンで林道まで戻る。
あとはひたすら広域基幹林道を歩き駐車地へ戻ります。


虚空蔵山は九州のマッターホルンと形容されていますが、この角度から見るとあまり実感がない。


虚空蔵山の北尾根はルートが不明瞭なところが多く、迷い易いので必ず地図、コンパスは携帯しましょう。
初めて歩いた時は、私も何度か迷ってしまいました。
小ピークも含め、ピークに到達する度に進む方向を確認した方が良いと思います。

それではさようなら(=゚ω゚)ノ