花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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シノノメソウ 出遅れた

2024-09-13 | 花散策

昨日の花散策です

 

スズムシバナ

滅多に訪れる事のない自生地へ行ってみた

辺鄙なところで、クモの巣を浴びながら樹林帯を登っていく

早朝の林床は非常に暗く、ストロボを焚かなければ撮影不可能

 

近くの湿潤な場所を訪れてみると

小さな流れに沿ってシラヒゲソウがたくさんある

 

ムカゴニンジン

湿地に自生し、多くの自治体が絶滅危惧種に指定

葉腋には、小さなムカゴができていた

 

早くもアケボノソウが咲き始めていた

 

ヤマホトトギス、キバナアキギリ、ハガクレツリフネ

 

シコクママコナ、アキチョウジ

 

シノノメソウ

花は、ほぼ終了しており、花弁が開いているものは僅かだった

環境省絶滅危惧Ⅱ類

 

ついでにこんなものも撮影

 

今年も多くの野草が姿を消していた

 

昨年、花序を採取し、形態分析を行った、Goodyera crassifolia

形態的には、まさにG. crassifoliaであったが、蕊柱の側付属体を有していない特異なものだった

今後、調査を本格化させようと思っていた矢先、すべて盗掘されてしまった

今年、確認したところ、自生地近くに1株だけ現存

しかし、残念ながら花茎はみられず

 

これも昨年、多くの株がなくなっていたアオフタバラン

花はすでに終わり、若い果実となっていた

昨年、姿を消したジンバイソウは復活しておらず、ツルニンジンやオオヒナノウスツボ、シバネムもなくなっていた

山野草人気が高まっており、盗掘者を見かける事も多くなってきている

ヤマホトトギスを採取している人に注意してみたが、聞く耳持たず(T_T)