昨日の花散策です
スズムシバナ
滅多に訪れる事のない自生地へ行ってみた
辺鄙なところで、クモの巣を浴びながら樹林帯を登っていく
早朝の林床は非常に暗く、ストロボを焚かなければ撮影不可能
近くの湿潤な場所を訪れてみると
小さな流れに沿ってシラヒゲソウがたくさんある
ムカゴニンジン
湿地に自生し、多くの自治体が絶滅危惧種に指定
葉腋には、小さなムカゴができていた
早くもアケボノソウが咲き始めていた
ヤマホトトギス、キバナアキギリ、ハガクレツリフネ
シコクママコナ、アキチョウジ
シノノメソウ
花は、ほぼ終了しており、花弁が開いているものは僅かだった
環境省絶滅危惧Ⅱ類
ついでにこんなものも撮影
今年も多くの野草が姿を消していた
昨年、花序を採取し、形態分析を行った、Goodyera crassifolia
形態的には、まさにG. crassifoliaであったが、蕊柱の側付属体を有していない特異なものだった
今後、調査を本格化させようと思っていた矢先、すべて盗掘されてしまった
今年、確認したところ、自生地近くに1株だけ現存
しかし、残念ながら花茎はみられず
これも昨年、多くの株がなくなっていたアオフタバラン
花はすでに終わり、若い果実となっていた
昨年、姿を消したジンバイソウは復活しておらず、ツルニンジンやオオヒナノウスツボ、シバネムもなくなっていた
山野草人気が高まっており、盗掘者を見かける事も多くなってきている
ヤマホトトギスを採取している人に注意してみたが、聞く耳持たず(T_T)