9月18日 台風一過の晴れとなりそうでしたので、雷山に登ろうと思ったのですが、ちょっと寝坊してしまい近場の山に出向く事にしました。
先ずは伊万里、唐津、多久、武雄にまたがる八幡岳へ。
登山道では、いきなりハグロソウの群落に出会います。花期にはちょっと遅いのですが、少しだけ花が残ってました。
人工林から自然林へ抜ける登山道を登っていきます。
ツルリンドウの上品な花
オオキツネノカミソリの群生地を通ります。もちろん今は咲いてません。
今年はキバナアキギリの開花も遅れているようで蕾が多かった。
日本のサルビアです。
本命はオオダイトウヒレンの花だったのですが、今年は花が見当たらない。
葉っぱはこれだっけ? よく覚えてないのですが。
登山道から電波塔付近の道路に出るとサイヨウシャジンとアカネのコラボ。
ここに新しい施設ができているのですが、おかげでヒトリシズカの楽園がコンクリートに埋まってしまいました。
それに藪漕ぎ登山ルートの出口に立ち入り禁止の看板が! ひどすぎる(*´Д`)
山頂展望所からの眺め。
車道を下山して行くと、ハンググライダーの発射台。
ここからの眺めはなかなかのもの。
帰りに蕨野の棚田展望台に立ち寄ります。
日本の棚田百選に選定されているそうです。
棚田の石積みは、野面積みという構造で、高さ8.5mのものもあり、日本一だそうです。
平成14年には「日本遊歩百選」、平成20年には「重要文化景観」に選ばれととの事。
詳しくはココをクリック
五百羅漢付近の展望所にも立ち寄りました。
蕨野の棚田を一望。
八幡岳の山並み。
さて、ちょっと別のところでナツエビネを鑑賞します。
この時季になっても、いろいろな方のブログにナツエビネが登場していますので、今年は遅くまで見られそうですね!
今度は伊万里のお山へ移動します。
農道を歩いていると、草むらからウリボウが飛び出してきてびっくり!
秋から冬にかけてイノシシによく遭遇します。近くに母親もいるはずですね。
美しい草原が広がりますが、藪が深そう。
珍しい植物を探そうと思ったのですが、この藪ではためらいます。
ナンバンギセルの花です。
昔は珍しい植物だと思っていましたが、そこらじゅうに生えている事を知りました。
のどかな風景に癒されます。
小さな栗の木が!
農道沿いには特に珍しい植物は生えてませんでしたが
マルバハギや
サイヨウシャジン、オトコエシ、オミナエシ等々花は豊富です。
山頂へ向けて登っていきます。
あの急斜面の草原の上が頂上なのですが、道がない。
藪漕ぎは辛そうなので、ここで引き返します。
林縁にはツルリンドウ。
黒髪山系の山々が遠望できます。
左から、山ん城、阿弥陀山、一番峠、青螺山、大きなコルを挟んで、青牧山(牧Ⅱ峰)、牧山(牧の山)、手前に腰岳。
参考までに、阿弥陀山や山ん城方面のルートは今間伐材の放置で非常に歩きにくい状況になっています。
尚、このルートは不明瞭で難路ですので一般の方は立ち入らないでください。
さて、最後に別の場所にてダイサギソウを鑑賞します。
環境省絶滅危惧ⅠB類。
ラン科ミズトンボ属の植物
美しい花を咲かせる為、盗掘が絶えない。
背丈より高い草をかき分け、深~い藪の中を進まないと見る事ができません。
開花は1株だけ。藪が深く日当たりが悪いので、花をつける事ができないのでしょう。
当初の予定とは違う登山でしたが、ナツエビネやダイサギソウにも逢う事ができて充実した1日でした。
それではまた(=゚ω゚)ノ
探しに行こうと思っていたところでした。
流石はコウさん!
私たちも探しには行こうと思っていますが、とても辿り着けるとは思えません。こちらで拝見できただけでも嬉しいです。
オオダイトウヒレン、初めて聞きました。
ダイサギソウ、自分で探し当てたら嬉しかったのですが、教えてもらわなければとてもわからないところです。
もっとも、すぐにわかるところだったら盗掘されているでしょうね。
オオダイトウヒレンは以前ツクシトウヒレンだと思っていたのですが、佐賀のものは全部オオダイなんだそうです。八幡岳では見れなかったので、多良にでも見に行こうかと思案中なんです。
この時期見たい花が沢山あって、どこに行こうか悩ましいですね!
(^◇^)