今年も、大分県の塩性湿地でウラギクを観察した
ここは、大潮時においても冠水しない水面比高域だと思われ、競合する植物が少ない事を条件に、ウラギクはこのような環境下においても生長する
しかし、ここでは好塩生植物のヨシ群落に紛れてウラギクが自生しているような状況で、圧倒的なヨシの繁殖に駆逐されてしまいそうな感がある
ウラギクは、小中規模の洪水によって生じる裸地に速やかに侵入できる為、このような水面 . . . 本文を読む
秋晴れの青空と美しい海を見ながら海岸を散策してきた
そこには終盤を迎えたクルマバアカネの花が咲いていた
クルバマアカネは海岸付近に自生している植物で、アカネとは近縁
葉は光沢があり、厚く、アカネの葉が4輪生するのに対し、クルマバアカネは6~8輪生する
ご存じのように、アカネの根からは、赤系の染料が作られ、古くから利用されてきた
アカネの赤系の色は、アリザリンとプルプリ . . . 本文を読む
2022年10月14日 記
葉の裏に蜘蛛毛が多く白く見えるので、ヤナギアザミに対してウラジロの名を冠している
学名を調べてみると
ヤナギアザミ:Cirsium lineare (Thunb.) Sch.Bip.
ウラジロヤナギアザミ:Cirsium lineare (Thunb.) Sch.-Bip. var. discolor Nakai
一応ヤナギアザミの変種とされているが、Cirs . . . 本文を読む
2022年10月12日 記
阿蘇外輪山ではハバヤマボクチの花が咲きだしました
自生している場所は、急斜面の草原が多く、水はけの良い場所が生育に適しているのかもしれない
ヒメシジミの食草として知られているのだが、九州唯一の生息地であった飯田高原では、ヒメシジミが絶滅してしまったようだ
ハバヤマボクチの草丈は、私の背丈を越え2mはあろうかと思われる個体もあった
学名:Synu . . . 本文を読む
花の名前: ミゾソバ ミズオオバコ
撮影日: 2015/10/09 15:06:53
撮影場所: 長崎県
キレイ!: 54
ミゾソバはあまり好きになれません
猛烈な繁殖力で希少植物の生息を脅かすからです
湿原ではミゾソバが大繁殖していて貴重なミズオオバコを駆逐しようとしていますミズオオバコは単子葉類の沈水性、1年草
葉の大きさは水深により変異が大きい
1日花で、白色~淡紅紫 . . . 本文を読む
花の名前: ジンジソウ ウスゲタマブキ
撮影日: 2015/10/06 16:07:56
撮影場所: 長崎県
キレイ!: 91
山地の湿った岩場等に生えるジンジソウ
一目でユキノシタ属とわかります
上の花弁の色は赤と黄があります
スゲタマブキ キク科 コウモリソウ属の多年草
葉の裏面に薄くクモ毛が生えており、葉腋にムカゴを作るのが大きな特徴です
長崎県絶滅危惧Ⅱ類
(画 . . . 本文を読む
花の名前: ウメバチソウ タカクマヒキオコシ
撮影日: 2015/10/03 14:50:43
撮影場所: 佐賀県
キレイ!: 55
ウメバチソウは地味な花ですが、登山者に人気があるので投稿してみました
タカクマヒキオコシは本州~九州に分布するシソ科の多年草
ミヤマヒキオコシの変種です
(画像再アップロード 2022年2月3日) . . . 本文を読む
花の名前: ムラサキセンブリ タンナトリカブト
撮影日: 2015/10/03 13:00:52
撮影場所: 天山
キレイ!: 48
ムラサキセンブリは日当たりのよい草原や岩場に生える一年草または多年草
薬効はセンブリほど強くありません
準絶滅危惧種に指定されています
タンナトリカブトは、近畿~九州に分布し、山地に自生します
キンポウゲ科は有毒植物が多いのですが、トリカ . . . 本文を読む
花の名前: ヤクシマホツツジ オトコオミナエシ
撮影日: 2015/09/13 11:31:05
撮影場所: 長崎県
キレイ!: 54
ねたが無くなったので、ちょっと前に雲仙で撮ったヤクシマホツツジを投稿します
おまけはオトコオミナエシ
オトコエシとオミナエシが結婚するとオトコオミナエシ(男女郎花)が生まれます
※オトコオミナエシはオトコエシとオミナエシの交雑ではなく . . . 本文を読む