全ての人類は25歳で
成長が止まる
原題 IN TIME
製作年度 2011年
上映時間 109分
監督/脚本/制作 アンドリュー・ニコル
音楽 クレイグ・アームストロング
出演 ジャスティン・ティンバーレイク/アマンダ・セイフライド/アレックス・ペティファー/キリアン・マーフィ/ヴィンセント・カーシーザー/マット・ボマー/オリヴィア・ワイルド
斬新な発想で時間に支配された究極の格差社会を描き出す近未来を舞台にしたアクション・サスペンス
科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。富裕層は寿命を気にしなくていい一方、貧しい人々は寿命を延ばすためにあくせく働き続けなければならなかった。貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、時間と引き換えに裕福な男性を殺した容疑を掛けられ、追われる身となってしまい……。
私的に今月の目玉だった作品,観てきました♪
いつものように、劇場予告を数回観ただけで殆ど情報を持たずに行ってきました。
期待したほどではなかったけど、普通に楽しめました。
全ての人の成長は25歳で止まるから、この世界には一見老人はいない。
紙幣は存在せず、唯一の通貨が“時間”。なので、彼らは全ての支払いを余命でしなければならないから、
余命を延ばすために働き、働いている間もボディ・クロックは減り続け、、
だからスラム・ゾーンの人々は全員が早歩きしている。
まさに時は金なりという、その設定は面白かった!
ある日、スラム・ゾーンに住む青年ウィルがギャングから富裕ゾーンからやってきた男を助け、
116年という時間を譲り受けることから物語は動き始める―のだけれど、
後半に行くに従ってなんだかとっても雑な展開に・・・
「
ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督だし、斬新なアイディアの上に
今度はどんな人間模様を映し出すのか、とっても期待したんですが、
主人公のキャラの所為か、「ガタカ」のような緊張感も臨場感も伝わってはこず・・・
これはキャストの演技の所為ではなく、ひたすら肝心なところの設定が雑な為、という感じです。
この世界ではスラム・ゾーンの人たちは時間に追われ悪さをするヒマもないという事なのか、
金融機関のセキュリティの甘さが作品の印象を一瞬で平凡にしてしまってました。
アレックスくんも出ていたのは知らず、そこは嬉しい誤算だったけど、
彼の役も、キリアン・マーフィの役もちょっと悪が物足りないと思ったのは私だけ?
アクションシーンも余り無く、唯一のバトルが・・アレですから拍子抜けです。。
途中から、「
イキガミ」が過ぎりましたが、あちらの方がよっぽどスリリングで、
ドラマとしても感情に訴えてくるものがあってよほどよかったと思いました。
珍しく子供がデートで観にいくというのですが、デートムービーとしてはいいのかも
物足りなさは爽やかさに変換できるかも~