to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

銭ゲバ 第4回

2009-02-09 01:22:44 | TV dorama
貧しく不幸な生い立ちのために、金しか信用しない”銭ゲバ”となった青年の姿を通し、幸福とは何かを問うエンターテインメントドラマ
日本テレビ系 毎週土曜21:00-21:54
原作:ジョージ秋山ほか
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎、狩山俊輔
主題歌 かりゆし58「さよなら」
出演:松山ケンイチ/ミムラ/宮川大輔/木南晴夏/石橋杏奈/光石研/りょう/椎名桔平ほか
第4話 僕の家族は母さんだけズラ
三國家に潜り込んだ風太郎(松山ケンイチ)。しかし、その正体を白川(田中圭)に知られてしまった風太郎は白川を殺害。死体を庭に埋め、夜を明かす。
その翌日、結婚をせがむ茜(木南晴夏)に「それは無理だ」と風太郎は自分から三國家を去る。
「僕は・・・自分の世界に戻ります」
そこにはある思惑があった―――。
そんな中、風太郎は行きつけの定食屋『伊豆屋』で、自分と瓜二つという由香の兄・野々村真一が騒ぎを起しているのを知る。
バカな真一を優しい気持ちで見守る家族たち。
「お天道様は見てるからさ、大切なのは、金じゃない、心だよ」―――


誕生日プレゼントを訊かれて「風太郎さんが欲しい」と、自分の親に言うのは富豪の常識なのか(爆)
チャンスを確実なものにするために一世一代の大芝居を打つ風太郎。
君は知らないんだ「貧しさは簡単に人をかえちゃうんだ!」と迫真の演技。
だけど、風太郎のそれは子供の頃に自分が身をもって知った真実。。
僕は、自分の世界に戻ります・・という言葉を残し三國家を出ますが、、、

風太郎側からしかあまり説明部分がないため、
三國家族間でどのようなやり取りがあったのかは解らず、ここら辺は少し語った方が自然だと思う。
妹想いの緑が風太郎を迎えに来るまでの単調さの中に、次第に焦ってくる僅かな変化がここでも巧い、松ケン。
なのに、緑、茜姉妹の感情などもう少しみせてくれないと
大芝居の後、さして抗わず戻った風太郎は、かなり都合のいい展開にみえてしまう。

結婚に向けて順調にみえた風太郎の前に、なぜかいつも小奇麗な父が三國家に入り込み、
その道の嗅覚が働くのか、取りあえず家政婦の発見した死体は何処かへ―

本来、葬儀にも来ない、自分の家族がどうして生きているのかも知らない父に恨みがいくところ、
風太郎の怒りは「お金がないこと」にいき、憎しみが「金持ち連中」に転嫁されている。
心のどこかで、父親への憎悪から目を反らしてしまいたい意識が働いているのか・・?
どうしようもない健蔵だけど、小悪党でしかない父。いるんだろうなぁ、、こんな奴
対照的に描かれる「伊豆屋」の善意の人々。
少し風太郎がアブナイ。
善はボディーブローのように、彼の体内の悪にダメージを与えるのだろうか・・・
物陰から彼らをみて、思いがけない顛末に、歪む顔も切ない・・
今回も少年時代の回想シーンと、今の風太郎へと戻っていくところでジーンとしてしまう。

あの左目の特殊メイクに約1時間半かかり、そこ以外はノーメイクだそうです。
そして今回から全く違うキャラとしても登場。
出番になると、「松山さん、お願いします」を封印。
松山ケンイチ出てこいや!」の掛け声で撮影に臨む松山・風太郎、、、
なんか少しだけ解る気がしてきました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは~ (ルル)
2009-02-09 12:48:57
お邪魔します~。

>あの左目の特殊メイクに約1時間半かかり、そこ以外はノーメイクだそうです。

お~!そうなんですか
傷跡と目に憎しみと孤独が入り混じり
怖い展開ではありますが
松ケンに見入ってしまいます。
あのしょーも無い父は息子を
どこまでも追い掛けて来そうですよね。
それと新聞屋の兄の弟である刑事かな?
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Unknown (みんと)
2009-02-10 19:16:41
間違いトラバしてしまったようで、申し訳ないです(-"-;A

三國家の人達のシーンはあまりないので、風太郎に簡単に
騙されすぎ。って思えてしまいますよね。
茜も自殺未遂するまで、何を思ってたんでしょうね。
段々焦れてくる松ケン、ホントにうまかったです。
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ルルさん* (kira)
2009-02-11 12:43:42
松ケン、あの目以外は、
髭や肌の微妙なかさつきも、臨場感を出すために、
よりリアルさを求めて、
彼のアイディアでノーメイクになったそうですよ!

「松山ケンイチ出てこいや!」も、彼の方からの申し出と書いてありましたし、
この作品に賭ける役者としての心意気を感じるエピですよね~
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みんとさん* (kira)
2009-02-11 14:33:19
いえいえ、却ってお手間を取らせてしまい
申し訳ありません

全9回って知らなかったんですが、
こういうドラマは、主人公だけを丹念に描いてもダメだと思うんですよね~。
やはり周りの状況があって
主人公が引き立つ部分もあるので、
ちょっと松ケンの演技が生かされない気がしました。
あんまり駆け足にならないようにと思うのは
時間的に(毎回の尺的に)むりなのでしょうか?
ドキドキしながら次回を待ってます(笑)
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