to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

スクール!! 第3回

2011-02-02 22:29:16 | TV dorama
         
フジレテレビ日曜9時に新設されたドラマ枠「ドラマチックサンデー」第2弾
教育素人の民間人校長が、事なかれ主義がまん延している小学校の危機を立て直す姿を描くヒューマンドラマ。
毎週日曜 21:00~21:54
脚本 秦建日子
演出 土方政人/岩田和行
主題歌 希望の道/サンボマスター
出演 江口洋介/西島秀俊/北乃きい/塚本高史/市川実和子/三浦翔平/塩見三省/岸部一徳

第3回 本気で子供のために泣け!! 8.6 %
成瀬誠一郎(江口洋介)は、給食時間にひとり食べようとしない5年生の上野成吾(上妻成吾)に声をかけた。しかし、成吾は食べたくないからと言って給食を食べない。担任の大橋仁(塚本高史)を見るが、大橋は気まずそうな顔をするだけだった。
そんななか、女子生徒が、成吾は貧乏で給食費が払えないから食べないのだ、と発言。給食費のことは自分が親と話すから、気にせずに食べろ、と成瀬は言うが、成吾はそれを拒む。

放課後、そんな成吾に、同級生の市村理矩(市川理矩)が1カ月5千円で自分と友だちになる契約をしないか、と声をかけた。
一方、成瀬は職員会議を開き、成吾の問題を訴えるが、教師らの反応は冷ややかだった。桐原伊織(西島秀俊)は、家庭に給食費を督促したが払ってもらえない以上、学校では対応できないと答える。しかし、成瀬は納得せず、給食費が払えず食べられない生徒がいるなら給食をタダにする、と言い放つ。あまりに無謀な提案に、武市かの子(北乃きい)が驚いていると、成吾が来て給食費だと言って5千円を差し出した…。


つい先日も、生活保護を受けながら、テキトーにハローワークに通い、遊んで暮らす若者たちの実態をレポートした番組を観たばかり。

税金払ってるんだから給食費ぐらい払わなくてもいいだろ。みたいな理屈で給食費を払わない親が激増中だというけど、
貧困家庭で、というのは実際はほんの一部だと思う。

ここで描かれる成吾の父は貧しいけど、子供の給食費不払いよりも、生活保護を受けるのは(自分が)人生に負けた気がして恥ずかしいと、
桐原が就学補助を勧めても取り合わなかったという。
社会のルールも無視、子供の気持ちも考えない、そんな親が増えているのが悲しい現実。

豊な生活を維持するため、子供に食事も用意せず共働きでお金だけ与える市村の両親。
成吾の父も遊んでいるわけではないが、子供の給食費5000円が払えないばかりか、借金の取立てに子供が脅され絡まれているのに、
自分は身を隠しているだなんて、、もう絶望的です。

お金で友達を買う・・・。一緒に遊ぶことになってそれなりに二人は寂しさを忘れていられても、
家に帰れば市村も成吾も、どうしようもない現実。
ささくれだって追い詰められた子供は、、残酷です。
10万円で陸橋から飛び降りろという子供と、それを面白がり囃したてる子供たち。

後戻りできない成吾を抱きしめて、成瀬は金で買えるものは実はたいしたのじゃない。本当に大切なものは金では買えないこと。
人の気持ちも。命も――。
世の中は公平じゃない。理不尽な目に遭ったときには、どうしようもない時には、「オレがいる
そう言って、人生の不条理にいかんともし難い思いに泣きます。惚れてまうやろ~
同級生たちには、「人の命を見世物にするな」と一喝する成瀬をみていた桐原は、ようやく成吾の父を説得する。
そして、
成瀬に呼ばれて駆けつけていた担任教師の大橋は、、、初めて素直に成瀬を凄いと口に出す。。。

     

今回も給食費をただにすると息巻く成瀬に、
桐原はウソの希望より、厳しい現実だと言うのだけれど、、
そう言いつつも、一人で奮闘する成瀬を実は見守っている?
桐原は厳しい鎧をつけて、今までも子供たちや教師を、たったひとりで彼なりの方法で護ってきたのだという気がする。

そして、問題児を抱えて、平気なフリを続けていた大橋、、ついに限界にきたのか、、、
来週は塚本高史クン演じる大橋先生の回ですね♪楽しみにしたいです!


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