to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

レヴェナント:蘇えりし者

2016-04-23 23:23:50 | the cinema (ラ・ワ行)

THE REVENANT
上映時間 156分 映倫 R15+
監督 アレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚本 マーク・L・スミス/アレハンドロ・G・イニャリトゥ
音楽 坂本龍一
出演 レオナルド・ディカプリオ /トム・ハーディ/ドーナル・グリーソン/ウィル・ポールター/ルーカス・ハース
1823年、アメリカ北西部。狩猟の旅を続けている一団が未開の大地を進んでいく。ヘンリー隊長をリーダーとするその集団には、ガイド役を務めるベテラン・ハンターのヒュー・グラスとその息子ホーク、グラスを慕う若者ジム・ブリジャーや反対にグラスに敵意を抱く荒くれハンターのジョン・フィッツジェラルドなどが一緒に旅をしていた。ある時、一行は先住民の襲撃を受け、多くの犠牲者を出す事態に。混乱の中、グラスたち生き残った者たちは船を捨て陸路で逃走することに。そんな中、グラスがハイイログマに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまう。ヘンリー隊長は旅の負担になるとグラスを諦め、ブリジャーとフィッツジェラルドに彼の最期を看取り丁重に埋葬するよう命じるのだったが…。

公開初日の夕方の回、観てきました。
ほぼ予想通りの展開ながら、2時間半という長さを全く感じさせない極寒の旅!
レオの凄まじい演技に心を掴まれ、深く入り込んだ2時間半。面白かったです

偵察中にグリズリーと出くわしたグラスは、瀕死の状態で、
目の前で最愛の息子を殺された怒りと絶望を生きる力に変えて、死の淵から蘇り、
文字通り命を懸けてフィッツジェラルドを倒すべく後を追います――

武器も奪われ、食料も無く、何度も死の淵に立たされながらも執念で生き延びる!

敵は仇と狙うフィッツジェラルドだけではなく、
荒涼たる雪原では、クマもオオカミも、先住民も、誰もがサバイバル。
そんな過酷な旅でネイティブ・アメリカンとの交流、
その裏で、フランスの商人たちの悪行なども描かれ、
大自然の中で、餓えと寒さと孤独と戦うグラス@レオが凄いです!!


グラスが追いかける息子の仇、裏切者フィッツジェラルドには、レオのたっての希望で
『インセプション』でも共演したトム・ハーディ。
荒くれハンターとして、レオとはスタント無しの壮絶な戦いが見ものです

そして、そんなフィッツジェラルドが可愛がってる孤児ブリジャー役に、
リトル・ランボーズ』『ナルニア国物語/第3章: アスラン王と魔法の島』
最近では『メイズ・ランナー』にも出ていたちょいワルの似合うウィル・ポールターくん。
今回も持ち味を生かした役どころ

自然光だけで撮ったという迫力の大自然の、壮大で神秘的な映像も素晴らしく、
(マジックアワーといって、1日1時間半程度の黄昏時の撮影にこだわったそう)
坂本龍一の音楽もその自然の神秘と迫力を彩って、、余韻がありました。
静寂と、音の響きと、生き抜くグラスの息遣いが、凄くマッチしていました。。。


世界中の映画賞に輝いた本作。そして、
ついにレオがオスカーを受賞した渾身の演技。ぜひ映画館で!

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さざなみ | トップ | 春ドラスタート♪ »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (ituka)
2016-04-26 20:34:04
レオ入魂の一作となりましたね(笑)
いつも、どの映画もこめかみに血管浮き出てるくらいの熱演でしたが
今回はセリフがほとんどなしっていうのが逆に良かったです。
内容もシンプルでグッドでした。
ワタシ、本作の影響でトムハの次回作「レジェンド 狂気の美学 」が観たくなりました~(笑)
返信する
itukaさん♪ (kira)
2016-05-02 17:18:25
そうでしたね~。セリフが殆どないっていうので
眼の演技にコチラも惹きつけられました。
トムハ(爆)なかなかアノ素敵な「素顔」を拝めないですが、
「レジェンド 狂気の美学」は、これまたワルそうですねー
返信する
あ、 (ボー)
2016-05-06 23:14:59
セリフが少ないので眠くなったのかー!?
もしくは冬眠しそうになったのかも。
返信する
ボーさん♪ (kira)
2016-05-09 18:45:27
違うでしょ、
それはアレ、目の覚めるようなビジョが登場しなかったからなんぢゃ、、
返信する
震えて・・・ (もののはじめのiina)
2016-05-15 10:57:59
>敵は仇と狙うフィッツジェラルドだけではなく、荒涼たる雪原では、クマもオオカミも、先住民も、誰もがサバイバル。
あんな過酷な環境の下で演じるのも撮影するのも大変だなと、見ながら震えてました。


返信する
iinaさん♪ (kira)
2016-05-15 21:59:44
あんな過酷な環境だから、逆に自然をそのまま保っていられるのでしょうね~。
あの寒さの中でのレオとトムハとの対決シーン、流石としかいいようがないですし、
クルーも大変だったと思いますね~。
とにかく印象的な作品でした!!
返信する

コメントを投稿

the cinema (ラ・ワ行)」カテゴリの最新記事