きりこのささやき

江戸切子の製造販売店のささやき

不況は終わったの?

2005-12-06 11:25:19 | 日記・エッセイ・コラム
本格的な冬到来ですね。
東京は、今太陽が出ています。
にわか雨か雪なんて予報でしたから、
洗濯物を部屋干しにしたのですが、
出してくれば良かったかしら。

日本人はこのながーい不況の中で、
正当な価格で物を買う事を忘れてしまっています。
安くなって当たり前、安く買って当たり前。
勿論、同じものなら安い方がいいですよね。
ただ、安かったと喜んでいられない事態を引き起こしている
ことがあるのではないでしょうか。
消費者が安くないと買わない。→卸売業者も安くないと仕入れない
→製造者は安くないと注文がこないから、安くするが、知らないうちに
手を抜く→粗悪品、欠陥品が出回る。
そんな図式が出来て、欠陥自動車、欠陥暖房機、欠陥住宅等が
出来上がってしまうのではないでしょうか。
それらは、直接消費者の命にかかわってきます。
価格の高いものがいい物でない場合もありますが、
値段には、高い物は高いなりの、安い物は安いなりの理由があることを
知って買い物をしないと、賢い買い方は出来ないのではないでしょうか。

伝統工芸品は高いと仰るお客様もお出でですが、
それこそ理由があるんです。
限定される素材、数々の工程、工夫された道具、職人の半端でない心意気。
機会があったら、職人さんに聞いてみてください。
当店でも、ご説明すると大抵のお客様はわかっていただけます。

良い日でありますように。

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