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今日は父の命日、早や10年が経ちました。
父はあの日突然、脳梗塞で倒れ、半身不随、言語障害、足の切断、寝たきりと3年間の闘病生活の末、7月2日の朝、誰にも見取られずに69歳で亡くなりました。
予期せず体が不自由になった父は混乱し、病院に迷惑をかけ、追い出されました。
以来、家での闘病(看病)が始まりましたが、本当にいろいろなことがありました。
看病に疲れた母がノイローゼになり家出したこともありました。
子供たちも小さかったので嫁さんにも随分苦労をかけました。
我が家にとって看病に費やしたこの3年間は最も不幸な時間だったような気がします。
けれど過ぎてしまえば何でもなかったことです。
高齢者を抱える家庭では今後普通に起こり得ることです。いい経験をしました。
僕は父から与えてもらうばかりで、何の孝行もできませんでした。
考えれば考えるほど後悔してしまいます。
今日一日でも父が帰ってきてここに座っていてくれたら・・と思ってしまいます。
でもそんなことは無理なので、その分、母にお返ししようと思っています。
そう告げると父の写真は笑って返してくれました。
だから今を生きるひとたちのこと大切に、
もちろん自分もね。