先日予告していたイメージソング制作のメドがようやくつきそうです。その歌を来る11/3に武雄市文化会館大ホールで開催される「がん撲滅推進市民大会」で発表することになりました。
武雄市長さんを先頭に「がん予防日本一のまちを目指す」というイベントです。 歌に関しては音楽を通じて長年お世話になっている尾形風竿さんからのリクエストでした。
テーマが明るく軽いものではありません。しかし正しい知識と一人ひとりの意識を高める必要があるということでした。しかし実際どう切り出していいのか悩んでいたところに尾形風竿さんから「モチーフになるように・・・」と自らの体験を基に書かれたとも思われる私小説的エッセイ「蝉時雨」が届きました。
そこに書かれていたものは・・・ 田舎に住む母親が癌を宣告され、それでも都会に住む息子に心配かけまいと連絡することをためらっている様子が描かれていました。 孤独という精神的な苦痛は病の痛み以上なのかもしれません。そこで僕はこの親子の手紙のやり取りを通じて思いやり苦悩や現実を歌にしようと思いました。
あなたの手紙 尾形風竿「蝉時雨より」
作詞・作曲 北村尚志
今朝も早く目覚めました 都会暮らしも板に付いた
便利なものはあふれているけど 懐かしい文字が何より嬉しい
時は毎年早くなるばかり 今日も仕事に追われています
最近の僕はすっかり疲れて だからこそあなたが気がかりなのです
「大丈夫 大丈夫 心配いらないよ」いつもそう綴られた あなたの手紙
父さんがまだ元気な頃 みんなで出かけた夏の花火
何気ない日々が今はいとしい 父さんが夜空で笑っている
ひとり田舎で暮らすあなたも 同じ夜空を見てるでしょうか
笑ったり泣いたり喧嘩したのも 家族が揃っていればこそ
「大丈夫 大丈夫 心配いらないよ」 今日もそう綴られた あなたの手紙
あなたの身体のことを聞きました 頑張るあなたのことも知りました
飛んで行きたいけど帰れないのです あなたの背中を抱きしめてあげたい
今朝も早く目覚めました 幸せっていったいなんでしょうね
もう一度あなたと手を取り歩きたい 御船山に続くあの田んぼ道
「大丈夫 大丈夫 心配いらないよ」 今日もそう綴られた あなたの手紙
いつもそう綴られたあなたの手紙
この歌詞を明るく優しいメロディで歌います。
事前にこのような形で詩を公表したのは初めてのことです。ただ少しでも多くの人に「がん予防」というテーマが伝わればと思っています。今回も生みの苦しみを味わいましたが、もし今回生まれてきた歌をきっかけに、誰かが気づき、それがたとえ一人でも誰かの命を救うことが出来るとするならば幸いです。モチーフを与えていただいた尾形さんに心から感謝いたします。
ここまでの流れは風竿さんのブログでも紹介されています。http://blog.goo.ne.jp/fuhkan/e/6435ca984659ae7a9b3c3c6ab67679a9
写真提供:尾形風竿
されて、それを深く掘り下げ、結晶化するまでに突き詰め、ついには見事に昇華できるものなのですね。
今回の尚さんの生みの苦しみは、また新しい
北村尚志の可能性を引き出しました。
一つ「引き出し」が増えましたね。
有難うございました。感謝
思わず見入ってしまいました。
11月3日には駆けつけることができないかもしれませんが、
是非何かの機会でイメージソングを聴いてみたいです。
美しいメロディーが聞こえてきそうな
そんな素晴しい詩ですね。
11月3日武雄市文化会館必ず行きますね。
みんなが何かを感じ取ってくれるような
いい歌に仕上げたいと思います。
11/3是非おいでください。
是非拝見させていただきます☆
歌にも詩にも魂がやどるのだと思います。
北村さんの歌楽しみにしています。
それと当日は必ず行きますね。
いいものを完成させたいと思っています。
当日は是非お越しください。
2階の薄暗いアパートの1室で。
玄関の開く音がしました。
つづいて、ポトン、という音が。
急いで階段を駆け下りました。
ポストに手紙がありました。
そんな何気ない光景を思い浮かべました。
『あなたの手紙』の詩を読んで。
幸福は達成するものではなく、気づくものだ!
至福の瞬間を気づかせていただき、
ありがとうございます。