知床国立公園でヒグマの危機管理を行っている知床財団。知床財団には、日本でもっと
も実践的なヒグマの危機管理を行っている人々 がいます。 第32回例会では、知床財団の
中核となって ヒグマの危機管理、研究を行っている山中正実統括研究員に講演を してい
ただきます。
山中氏のヒグマの話を聞いてヒグマの棲む山に行けば、安全度は 間違いなく向上する
でしょう。さらには、救助関係者にも正しいヒ グマ知識を知っていただきたいと思いま
す。 非常に意義ある講演です。ぜひ、ご参加下さい。
【日時】 2011年8月10日(水) 18:30~20:45
【会場】 かでる2・7 710会議室
(札幌市中央区北2条西7丁目 北海道立道民 活動センター)
【講演者と演題、要旨】
講演者●山中 正実氏 (公益財団法人 知床財団 統括研究員・事務局長)
演題●「ヒグマによる事故を防ぐために」
講演要旨●
北海道では野外活動を行う人のヒグマによる事故が後を絶たない。 一方、事故を防ぐた
めの知識が普及しておらず、事故の専門的分析 もほとんど行われていない。さらにはこ
の30年間ほどの 間 に、山岳地域を含む国立公園など自然保護区では、かつてのような
闇雲なヒグマの捕殺は行われなくなるなどの情勢変化を踏まえて、 ヒグマ側の行動も大
きく変化しつつある。登山者も従 来の対応方法 では危険を回避できなくなることが予測
される。
本公演では、ヒグマに関する基本的な知識をおさらいすると共に、 ヒグマとの遭遇を回
避する方策、及び、遭遇時の対応方法などを紹介したい。
【山中正実プロフィール】
山口県出身。52歳。学生時代は北大ヒグマ研究グループに所 属し、知床半島や天塩地方
などの山々でヒグマの調査活動にどっぷ りつかる日々を過ごした。
大学ではトドを中心に海獣類の研究に携わったが、1987年、 同大学院を中退して斜里町
に就職。知床自然センターの設立に関わっ て、2002年4月より知床財団に移り、現在に
至る。知床国 立 公園や世界遺産登録地の自然環境の保全管理にあたる知床財団の中
枢を担っている。ヒグマに関わる危機管理も知床財団の重要な任務 の一つ。2006年10月、
知床半島を斜里町と共有する羅 臼町も、知床財団の設立者に参画し、財団の守備範囲は
知床全体に 広がっている。
【参加費】参加費として1000~1500円を徴収します(金額は参加 者数によって決定します)
山中氏には、斜里町ウトロから札幌に来ていただきます。そのた め、交通費、滞在費が
必要となり、通常の例会より参加費が高くな ります。
●当研究会の例会は、研究会会員でなくても参加が可能です。ど うぞ山岳レスキューに
●関心のある方々をお誘い下さい。
【参加申込先】 田原功一 rescue-tiger★ex.me-h.ne.jp(※★を@に変えて送信してください。)
☆資料や会場準備の都合上、ご参加の可否をE-mailにて事前 にお知らせ下さい。
※例会終了後懇親会(「サンコック」緑苑ビル地下、会費3500 円)を予定しています。こちらにもぜひご参加下さい。
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<氏名>
<所属>
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【主催・問い合わせ先】北海道山岳レスキュー研究会副代表
阿部幹雄 mabe★seagreen.ocn.ne.jp(※★を@に変えて送信してください。)
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