「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

国連安保理がガザ停戦決議を採択<2023・11・16

2023-11-19 01:37:45 | アフリカと中東

国連安保理、イスラエルとハマスに「十分な日数」の戦闘休止求める決議を採択…米・英・露は棄権
2023/11/16 13:03
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231116-OYT1T50110/
賛成12
棄権3(アメリカ・イギリス・ロシア)

これまで内容は違いますが、4回停戦決議が提出されましたが、どれも否決されてきました。
ブラジル案は、賛成12でしたがアメリカが拒否権を行使して否決されました。

ガザの現状は、一方的な虐殺(ジエノサイド)としか言いようがありません。
流石にこの惨劇を見てアメリカ国内でもイスラエルに対する抗議行動が起きています。バイデンさんは、一部アメリカ人から「ジェノサイド(大量虐殺)のジョー」と呼ばれています。
アメリカが拒否権を行使せず、棄権に回ったので決議案が採択されました。

この流れを見ていると、アメリカとイギリスには国家としての良心が欠如していると言えます。「ジェノサイド」を支持れば、旧ナチス・ドイツを支持するのと同じです。アメリカは良心の無い醜い大国に落ちぶれ果てたと言えます。

国連安保理の決議には、強制力はないですが拘束力はあります。加盟国は決議に従わなければなりません。要は、国連の意思として停戦を要求したという意味があります。

これに先立ち国連総会でも同様の決議が採択されています。
ロイター
国連、ガザの「人道的休戦」決議採択 圧倒的賛成多数で
2023年10月28日午後 8:35 GMT+919日前更新
https://jp.reuters.com/world/us/LVGURM42NBO3ZHLO4GU4K6XRNQ-2023-10-27/

賛成121カ国
棄権44カ国(日本やイギリスなど)
反対14カ国(イスラエルと米国)
反対や棄権、無投票 約70か国

ガザ問題に対する国際社会の合意がどこにあるかは、明らかだと思います。日本は、米英の側でなく国際社会の合意とともにあるべきだと思います。

ちなみにフランスは、両方で賛成票を投じています。
日本は、総会・棄権。安保理・賛成。
よく考えるべきでしょうね❓

※ちなみに国連安保理の簡単な概略
(1)常任理事国~5
中国、フランス、ロシア、英国、米国
(2)非常任理事国~10
任期2年連続して任期を務めることが認められておらず
毎年半数が改選されます
地域別割り当て>アフリカ3か国、アジア・太平洋2か国、東欧1か国、ラ米カリブ2か国、西欧その他2か国
アルバニア、ブラジル、ガボン、ガーナ、UAE(2023年末まで)
エクアドル、日本、マルタ、モザンビーク、スイス(2024年末まで)



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。