「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トレツク~ニューヨーク方面の戦い<ウクライナ紛争2024/07/30

2024-07-30 20:03:54 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.07.29
侵攻886日目、ドネツク州ポクロウシク方面の状況悪化が止まらない
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-886th-day-of-the-invasion-the-situation-in-the-pokrovsk-area-of-donetsk-oblast-continues-to-deteriorate/

アウデイイウカ~ポクロウシク戦線は、前回書いた通りウクライナ軍がメロメロでどうにもなりません。その時よりロシア軍は、やや前進していますが、今回省略。

「トレツク~ニューヨーク方面の戦い」です。
こちらも状況は、悪いです。

2024.07.26
侵攻883日目、トレツク、二ューヨーク、ポクロウシクの状況は悪化の一途
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/883rd-day-of-the-invasion-the-situation-in-toletsk-new-york-and-pokrovsk-continues-to-worsen/
この記事では、二つの戦場について書いています。

①ドゥルジバDruzhba~ピヴニチネPivnichne~アルテーモヴェЗалізне
ここでは、ピヴニチネPivnichne~アルテーモヴェЗалізнеの市街地の中間に潜り込んだロシア軍が、ピヴニチネには南から攻め、アルテーモヴェには北側から攻めています。
どちらも市街戦です。
南側の市街地であるアルテーモヴェЗалізнеの方をかなり制圧しました。略図を見ると半分ほど制圧し、3分の2が戦闘地域に入っています。
やがてアルテーモヴェは、ロシア軍が制圧すると思います。
その後、ロシア軍は南下してニューヨーク方面に向かうと思います。
こうなるとロシア軍が南北からニューヨークを挟撃する態勢が出来上がります。

②ニューヨーク方面
ニューヨークの市街地まで到達して市街戦が始まっていますが、ロシア軍は市街地の方では進撃していません。
南から約3km北に突出していますから、ウクライナ軍に西側から攻撃されるリスクがあります。西の方にはウクライナ軍の小さな拠点がパラパラと点在しています。

そこで現在は、突出部の西側(左側)で占領地を拡大して緩衝地帯を作る動きをしています。

こうしているうちに北側のアルテーモヴェЗалізнеを制圧したロシア軍が南下してくるのを待っているのであろうと思います。

※やがては、ロシア軍がこのエリアの最大拠点であるトレツクТорецьк (ジェルジンスク)を東と南の二方向から攻撃することになると思います。
それをウクライナ軍が防衛できるかどうかは分かりませんが、今の流れを見ると難しいように見えます。

トレツクТорецьк を制圧した後はロシア軍は、北西方向のコンスタンチノフカКостянтинівкаの攻撃に向かうと思います。
そのような事情があるから現在、チャシブ・ヤールChasiv Yarでは、ロシア軍は小休止状態にあるのではないかと思います。チャシブ・ヤールChasiv Yarの東の運河までは進撃しましたが、そこでいったん進撃は停止状態にあります。

コンスタンチノフカКостянтинівка攻撃は、南のトレツクТорецьк 方面から行うと言うことなのであろうと思います。

だからウクライナ軍は、コンスタンチノフカКостянтинівкаからルートH-20沿いに点在する小さな拠点は放棄してコンスタンチノフカ方向に撤退して、コンスタンチノフカの防御を固めるべきだと思います。

アウデイイウカ~ポクロウシク戦線でロシア軍が、かなり西まで進撃してしまいました。
そのためトレツク~ニューヨーク方面とその西のルートH-20沿いに点在するウクライナ軍の小さな拠点は、ほぼ無意味になっています。草刈り場状態です。

しかし、ゼレンスキー命令(領土死守)によりウクライナ軍は戦術的撤退が出来ません。
結局、無駄な抵抗をして少ない兵士を消耗していくのであろうと思います。

勝てない戦争を、どうしても継続するなら後方の要害にある拠点まで大幅に撤退して、抗戦を継続するしかありません。これとてやるだけ無駄と言えます。

しかし旧大日本帝国の負け戦の時と同じ状況にあるウクライナが、自分から戦争を止める気配は、今のところありません。
ウクライナが自分の国の国民を、兵士の数としか見ていない証拠です。かき集めて戦場に送り込む数です。
旧大日本帝国と同じでしょう❓

日本政府がせっせと今のウクライナを支援することは、旧大日本帝国を支援するのと、ほぼ同じことです。
NATOにしても同じです。
ロシア潰しを意図して戦争に関与したので、今更抜け出せません。

誰かが「もう止めよう!」と強く働き掛けないと戦争は、無意味に継続します。
ポーランドやフランスが部分的に派兵してしまえば、ヨーロッパ紛争に拡大するリスクは、時間の経過とともに大きくなっています。

どうしてもヨーロッパ紛争に拡大させたい国ばかりであれば、どうにもなりませんが、せめて停戦を呼び掛ける努力ぐらいは、するべきだと思います。

交戦国の一方に関与するような愚かな外交は、直ちにやめて欲しいと思います。
日本の国益にとって重要なのは、中立を保ちどちらにも関与しないことです。
日本はロシアと国境を接していることを忘れているんじゃないか❓と、政府の頭の中身を心配します。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑤
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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