モロッコの新興企業、砂漠で作物育てる取り組み
2023.11.25 Sat posted at 13:55 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35211950.html
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ベン・ムーサさんは、砂漠化は将来的に多くの国々で起こるとの見通しを示し、「我々の解決策は、アグロフォレストリーを使い、持続可能で気候変動に強い新しい種類の農業を生み出すことだ」と述べた。
同社のシステムは、汽水源の近くであればどこにでも設置することができ、太陽光発電技術を使って脱塩を行う。その後、混作と呼ばれる方法で、同じ土地にさまざまな果物をつける樹木やハーブなどを植える。蒸発を最小限に抑えるために、脱塩した水を使って、根に直接、点滴灌漑(かんがい)を行う。
土壌は同社が「緑の肥やし」と呼ぶものによって再生される。緑の肥やしは、堆肥(たいひ)やバイオ炭、土壌の「目覚め」を助ける微生物を含む混合物だ。バイオ炭は木炭の一種で、乾燥した土地の保水力を高めることに役立つ。
(ほかの国の取り組み)
砂漠のような環境で作物を育てる取り組みは各地で広がっている。国際塩水農業研究センター(ICBA)は、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの砂地で、耐塩性で栄養価の高い「スーパーフード」を栽培している。タンザニアでは非営利団体が「堤防」と呼ばれる盛り土を使って水を閉じ込め、乾燥した地面に水を浸透させ、草が戻るようにしている。
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