「北の山・じろう」日記

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2024MLB>プロ野球からメジャーに行って成功できる選手とは❓(OPSが高い)<2024.4.22

2024-04-22 20:15:37 | MBL & プロ野球

以前は、漠然としたイメージしかありませんでした。
イチローと松井秀喜です。
去年、メジャーに興味を持ち色々調べて比較しています。
結果、打者として選手の能力を図るOPSを知りました。
2022年までは、言葉は知っていましたが意味を知りませんでした。今は、大分意味が分かります。

イチロー・タイプの打者は、ほぼメジャーで通用しません。活躍することは、無理です。イチローが良い打者としてイメージがあるから、メジャーで通用する選手が出にくい傾向があると思います。
イチローの選手としての欠点は、自分のヒットの本数を優先します。その結果、各数値が低くOPSも低くなります。結果としてチームの勝利への貢献度が低いです。
チームにとってイチローは、いてもいなくてもどっちでもいい選手です。

それでもイチローが、メジャーで活躍できたのは、走塁・守備が優れていたのとゴロ・ヒットを打つ技術が真似が出来ないほど優れていたからです。ゴロ・ヒット打ちの名人です。
他の普通の優れた選手が真似をするのは、ほぼ不可能です。
だからイチローをイメージしてメジャーに行こうと思う選手は、メジャーでは通用しません。ヒットを打つ打撃ではメジャーの速球を打てないからです。
筒香 嘉智や秋山翔吾が、このタイプです。

松井秀喜は、日本時代を見るとOPSが非常に高いです。
巨人でプレーした時代を見ると・・・・
1996年1.023、1997年.984、1998年.984、1999年1.047、20000年1.092、2001年1.081、2002年1.153
7年間、この高いOPSを維持しています。
最後の4年は連続「1.000」以上です。

だから松井は、3番デレク・ジーター・4番アレックス・ロドリゲスと二人のスーパースターのクリーンアップの5番を務めることが出来ました。ヤンキースの黄金時代の5番です。

もし今のようにメジャーの情報が多く、メジャーが近い時代であれば松井は、もっと良い成績を残したと思います。まだメジャーでどんなプレーをすればいいか、どんな練習をすれば良いかも分からなかった時代です。

野茂英雄が初代(投手の)パイオニアです。
松井秀喜は、二代目(打者の)パイオニアと言えます。
松井秀喜がNYヤンキースで活躍して、初めてメジャー基準が分かったと言えます。

OPSと言う指標を見なければ、この部分が理解しにくいです。だから基準にはならないイチローを基準にするのであろうと思います。
メジャーに挑戦する基準は、あくまで松井秀喜です。

そのような視点で見ると、筒香 嘉智と秋山翔吾がメジャーで通用しなかった原因が分かります。日本時代のOPSが低すぎるからです。日本では通用してもメジャーでは通用しない分かりやすい目安がOPSです。

では、具体的にどの程度の数字が必要か❓
これは、鈴木誠也と吉田正尚を見ると分かります。
吉田正尚
「9.500」以上「1.000(以上)」の数字を5年連続しています。「1.000(以上)」は最後の1年だけです。
吉田正尚は、ぎりぎり合格の数字です。吉田正尚がメジャーでプレーするのに苦労しているのは、OPSが合格だけれど高くないことが理由です。
何が一番ネックかと言うと長打率の部分だと思います。
内野の頭を超すヒットが打てなければ、ダメと言うことです。具体的に言えば、ホームランを15~20本打つ長打力ですね❓これが、あればメジャーの速球に力負けしません。

鈴木誠也は日本時代のOPSは吉田正尚より高いですし、「1.000(以上)」が4回あります。
OPSが優れているので、鈴木誠也はカブスの2番(日本の4番)です。昨シーズンは、B評価のOPSでした。
今年、もし「9.000」を超えれば文句なしのメジャーの一流選手です。B評価でもかなり良い選手です。

吉田正尚は去年のOPSは、C評価です。「良い」選手ですが、チームの主軸を打つ打者ではありません。鈴木誠也のようになりたければ、主に長打率を向上させる必要があります。出塁率もやや低いですね❓これは、四球が少ないのが理由です。日本時代は、もっと多かったです。

こうして見てくるとメジャーで通用する基準が分かったと思います。
日本でプレーする時代にOPSが「9.500」以上の年が5~6年連続しなければ、なりません。
最低1回は、「1.000(以上)」の年が必要です。
「1.000(以上)」の回数が多い打者は、主軸として通用します。

このような視点で考えて練習しないとメジャーでは、通用しません。
「単にヒットが打てる打率がいい」だけでは、ほぼ通用しません。

今、メジャーに近い選手は一人しかいません。
ヤクルトの村上宗隆です。
3年高いOPSを達成しました。
うち2年が、「1.000(以上)」です。
もし更に2~3年「1.000(以上)」を続ければ能力は、松井秀喜に近いと思います。
メジャーの主砲として活躍できる可能性があります。

☆今、日本を代表するホームランバッターである巨人の岡本和真はOPSが低いです。だから、おそらくメジャーでは通用しないと思います。単にホームランが打てるだけでは、メジャーで通用しません。筒香 嘉智と似たタイプです。

今、日本のプロ野球の打者のレベルが低下して村上宗隆のほかは、対象者がいません。
日本の打者もOPS基準で考えて練習して、OPSの向上に努力してほしいと思います。
それが、日本のプロ野球を面白くすると思います。
打率にばかり拘り、長打が打てないようではアメリカでも日本でもダメと言うことです。
まずは、打球を強く打ち遠くに飛ばす練習をしなければなりません。
ゴロ・ヒットを打つ練習ばかりしているから、いつまでたっても進歩しないのです。

☆こんな記事を見ました。
大谷翔平の日本人最多本塁打に米メディア、日本人打者はイチロータイプ多い中「まったくの例外」
[2024年4月22日11時6分]
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202404220000261.html

結局、イチローが素晴らしいと思う間違いが日本のプロ野球の打者のレベルを落としたと言えます。イチローは特殊な例外に過ぎません。単にヒットの数が多かっただけです。
チームの勝利に貢献するのが良い打者です。松井秀喜をモデルにすれば、今のように長打の少ない貧打の打撃はないと思います。
モデルが間違っているから、レベルが落ちたというわけです。イチロ-はイチローほどの能力があればヒットの本数ではなく、ムーキー・ベッツやホセ・アルトゥーベを目指すべきでした。これならメジャーのスーパースターです。イチローでは単にヒットの多いゴロ・ヒッターにすぎません。
野球で一番大切なことは何か❓
個人記録ではなく、チームの勝利に貢献することです。
ヒットの数が多くても、チームが優勝しなければ大した意味はないでしょう❓
イチローは、考え方の基本を間違えたと思います。
間違えた人を、モデルにしてはダメです。
好打者のタイプをモデルにするなら、イチローではなく「ムーキー・ベッツやホセ・アルトゥーベ」を目標にしなければ、なりません。


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b



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