「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ紛争は新しい局面に入った⇒2024年のウクライナ紛争<2024.2.20

2024-02-20 20:27:27 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

激しい戦闘は、アウデイーイウカ市街攻防戦を持って一旦終わりました。ウクライナ軍の完敗です。全てがロシア軍に及ばず負けました。
以下の記事に総括が書かれています。
大体、その通りだと思います。

2024.02.19
『現地メディアによるアウディーイウカ戦の総括、教訓が何も生かされていない』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/local-media-recap-of-the-audi-iuka-match-with-no-lessons-learned/

航空万能論GFの管理人は、ウクライナを応援しつつ出来るだけ客観的な戦況を伝えることを意図しています。
私は、中立の立場で日記を書いています。
その立場の違いが若干記事内容の違いを生じます。
しかし、「航空万能論GF」の記事ほど速報性と妥当性のある内容は、他には見たことがありません。

よくあるのが、「ウクライナ万歳サイト」です。
この手の記事を読むと、私は「自分が間違っているのではないか❓」と錯覚を覚えます。
現実を教えてくれるのが、「航空万能論GF」です。

※まあ、それは脇に置いて本題。
「アウデイーイウカ市街攻防戦」自体は、戦局に大きな影響を及ぼすものではありません。
今後も戦闘は延々と続きます。

しかし、「アウデイーイウカ市街攻防戦」ではウクライナ軍が内蔵する欠点が全て出ています。詳しくは記事を読んでください。
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/local-media-recap-of-the-audi-iuka-match-with-no-lessons-learned/

こうやれば戦闘に負けます・と言うことを全部やった末に負けました。
しかし、言い訳をしています。
記事が見当たりませんが、要は・・・
「負けたのではない。人命保護のため有利な位置に撤退した。
ロシア軍に大損害を与えたのだから戦闘は有益だった」
と言うような内容を発言していました。
現実問題、ロシア軍は犠牲を覚悟のうえで攻め潰しに来ています。結果として負けて逃げ出しました。
ゼレンスキー氏は徹底抗戦・アウデイーイウカ死守を主張して最後まで戦い、ウクライナ側にも犠牲が出ました。
バフムトと全く同じ構図です。

これまでは、このような精神論でも何とかなってきました。負ければ犠牲を出して逃げ出せばよいからです。ロシア軍にもそれを追撃して殲滅するほどの戦力がなかったからです。

双方互角だったから多少負けても何とかその場を誤魔化せました。

しかし、これは2023年半ばまでです。
ザルジニー氏はわざわざ外部に手記を投稿して、戦線は膠着状態に陥っていると言いました。

本当にそうなのか❓
東部戦線の各戦場から伝えられるニュースは違います。ほぼ全ての戦場でウクライナ軍の劣勢が聞こえてきます。ロシア軍が優勢で戦闘が推移していると言うことです。

理由は様々あります。
砲弾の不足、兵士の人員の不足・・・
それは、どうでもいいことです。
トータル、どうなっているかと言うことです。
トータルで、ウクライナ軍は劣勢に陥っています。
既に「膠着状態」すら失われています。

つまり、これまでと同じことをしていればウクライナ軍は確実に劣勢から不利な状況に陥ります。

「新しい局面に入った」と言う意味は、「膠着状態」が失われ徐々にウクライナ軍が敗勢に向かいつつあるという意味です。

そのような形勢を理解したならば、どうするべきなのか❓
これが2024年のウクライナ紛争を考える前提条件です。
ウクライナ政府とウクライナ軍には、これまでとは違う考え方と戦い方が必要です。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。