「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

イラン・イラク戦争に似ているウクライナ紛争(アメリカの代理戦争)<2024.2.20

2024-02-20 20:29:04 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

イラン・イラク戦争 1980年9月22日 - 1988年8月20日
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E6%88%A6%E4%BA%89

イラン・イラク戦争の字だけを見れば、イランとイラクの戦争です。
しかし実際には、イラン革命でイランから負い出されたアメリカが、イランの革命政権を潰すためにイラクを利用してイランを攻撃させました。
イラン革命
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E9%9D%A9%E5%91%BD
アメリカが関与しなければ、多分戦争は起きなかったと思います。
そっくりでしょう❓
アメリカは自分の手を汚さずイラクにやらせました。
結果は、アメリカの意図した通りにはならず戦争は泥沼化し停戦になりました。

しかしこの戦争はイラクに経済的な大きな負担を残し、それを解消するためにイラクのクウェートが起きました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%88%E4%BE%B5%E6%94%BB
湾岸戦争(第1次)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B9%BE%E5%B2%B8%E6%88%A6%E4%BA%89

最後は、アメリカの一方的な攻撃を受けてイラクは崩壊しました。
散々、イラクを利用して最後は攻め潰して終わりになりました。

今回は当時のイラクがウクライナで、イランをロシアに置き換えれば、構図は全く同じです。
ここにヨーロッパがウクライナの応援団に参加していることだけだ違いです。

似ているのはアメリカがロシア潰しの手段としてウクライナを利用しているからです。要は、代理戦争です。アメリカとヨーロッパが、ウクライナの未来に無関心なのはウクライナがロシアを叩き潰す手段だからです。手段が壊れようと無くなろうとロシアを叩き潰せれば、何の問題もないからです。

ウクライナがどうなろうと気にしないのであれば、武器と資金の援助を続けてロシアが潰れるまで戦争を継続しようとします。現にヨーロッパは、そうしています。イギリス・フランス・ドイツは、2国間の援助と支援を取り決めました。
https://grandfleet.info/european-region/germany-and-france-sign-security-agreement-with-ukraine-pledging-10-1-billion-euros-in-military-aid-in-2024/
アメリカ抜きでもウクライナを支える構えです。

ほぼヨーロッパ(+ウクライナ)VSロシアの戦争になってしまいました。

だからウクライナ紛争は、2024年も2025年も続くと思います。金と武器が続けば、戦争は続けられます。
問題は、ウクライナが兵士を戦場に送り続けることが出来るかどうかです。
ウクライナの兵士が枯渇した時、戦争は継続不能になり終わります。

周辺に正常な国が無いですから、常識は通用しません。
ウクライナは、半分軍事独裁政権ですから戦争を止めようなどと言う気配は、今のところありません。
ウクライナ国内で「停戦」などと言おうものなら非国民扱いされて、うっかりすると過激派に暗殺されると思います。

イラン・イラク戦争の故事を見るなら、約8年戦争した後停戦になりました。もっともウクライナ紛争の場合は、欧米の支援が終われば、そこで終わりです。
支援が続けば8年くらいは戦争が続くのかもしれません。

このような状況になると、皮肉にも世間が馬鹿か変人扱いしているトランプ氏がアメリカ大統領になる以外、短期的には戦争が終わる理由がありません。

戦争を終わらせるべきだ!と考える人は大統領選でトランプ氏を応援しなければならない・と言う皮肉な話です。

強欲戦争経済主義(戦争で金儲けする)を終わらせるには、強力な毒を使うしかありません。
(トランプさん、失礼!)


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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