遂に始まったトランプ政権VS欧米左派連合の西側内部の覇権争い<2025・02・15
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6e0a64c425979ed17e7d50090dd72fe0
米ヴァンス副大統領は、欧州関係者が唖然とする厳しい欧州批判の演説をしました。すかさずトランプ大統領は、これを支持しました。米民主党(バイデン)と組んでトランプ潰しに加担した欧州左派を弾劾したのと大体同じです。トランプ政権にとって欧州左派は敵だ!と言ったのと同じです。だから、トランプ政権は報復として遠慮なしに欧州右派を支援しています。
西側においても右派と左派の対立は、ここまで激化しました。それを煽ったのが、欧州左派と組んでトランプ潰しを図ったバイデンさんだと言えます。
そしてトランプ氏が大統領当選後も左派の強い各国政府やEU政府は、トランプ氏と対決姿勢を取りました。一番の問題は、ウクライナ紛争終結を主張するトランプ政権に対し、徹底的なウクライナ支援を主張したことです。これがトランプ政権をブチ切れさせたと思います。
そもそもアメリカ外交の特徴は、二番手のライバルを叩くところに特徴があります。
東西冷戦では、旧ソ連を叩きました。
その後は、東洋の某島国の経済力を叩きました。
今、アメリカが問題視しているのが中国です。
その前にアメリカの仲間の引き締めが必要です。
仲間にならない国は、切り捨てるという政策のようです。
仲間かどうかは、戦争について同盟できるかどうかが一番分かりやすいでしょう。
ウクライナ紛争に対する態度が、それを図るリトマス試験紙です。
トランプ政権は、止めると言っています。これは以前からです。
欧州左派は、意見が違うようです。
そしてEU政府も自分勝手なことを言っています。まるでEU政府が世界の中心のように振舞っていませんか❓(ウクライナも同じように振舞っています⇒虎にを借りる狐)
EU政府も欧州左派(事実上ドイツ)が仕切っています。ドイツ叩きは、バイデン政権でも露骨に見えました。
極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」への共感を示したのは、それが理由です。
バンス氏、欧州民主主義を痛烈批判 SNS規制や不法移民は「内なる脅威」
2025/2/15 08:54
https://www.sankei.com/article/20250215-N6GDCDCV3VPPTGFCOI67T5ICDQ/
一部引用
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◎欧州の民主主義を(ダメだと)攻撃した。
◎厳しいインターネット規制を「検閲」と位置づけ、不法移民流入は政治に責任があると批判。「米国と共有すべき基本的価値が後退している」と述べ・・・
◎「欧州について懸念されるのはロシアや中国よりも、『内なる脅威』だ」⇒欧州左派
◎ネット規制は、欧州連合(EU)が偽情報や不法コンテンツを排除するため進めているものだが、バンス氏は自由な発言を封じ込めていると指摘した。
◎昨年11月のルーマニア大統領選が、SNS(交流サイト)によるロシアの介入疑惑からやり直しが決まったことにも言及し、「外国によるデジタル広告で壊れるような民主主義なら、もともと強固ではなかったということ」と疑問を呈した。この選挙では親ロシア派候補が最多得票していた。
◎不法移民については、流入に歯止めがかからず、「欧州は管理できなくなっている」「政治家たちの決定の結果だ」とたたき、強制送還に着手したトランプ政権との違いを強調した。
◎バンス氏が特にやり玉にあげたのは、会議開催国のドイツだ。移民排斥を掲げる政党が支持率を伸長させているのに、政界が排除していると批判した。
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特に厳しく批判しているのが、ドイツとEU政府です。ドイツの政策がEU政府に反映され、EUの政策となっている現状があります。言うなればドイツの独裁と言えます。
ドイツ国内では、既存政党の実質的集団独裁のような状況があります。異常なまでのAfD排斥です。
EUの移民政策はドイツの移民政策の拡大版です。
あるいは、EUのルーマニア大統領選への介入は言語道断と言えるでしょう。
ネット規制もそうです。これを使って米民主党は2020年大統領選でトランプ氏を落選させました。
2024年SNS大手の経営者が、ほぼ全員トランプ氏に詫びを入れて和解したのは、それが理由です。
つまりドイツとEUが、やっていることは米民主党がトランプ氏にやった事とほとんど同じです。
移民政策もそうです。アメリカは、必死に不法移民問題に取り組んでいます。
これを放置したのがバイデン政権です。
簡単に言うと、米民主党と同じようなのはアメリカ(=トランプ)の敵と言う論理でしょう。
ドイツ⇒ピストリウス独国防相は、「発言は受け入れがたい」と強い怒りを示した
EU⇒EUのカラス外交安全保障上級代表も「まるでケンカを売るようだ」と不快感を示し、米欧の文化対立の様相を呈した。
※EUのカラス外交安全保障上級代表は、特に熱心にバイデン政権のお先棒を担ぎました。その功績で現在の地位に昇進しました。トランプ政権から見ると、ほとんど敵のようなものです。
EU政府や左派が権力を持つ欧州各国政府には、トランプ政権の風当たりは強くなるでしょう。アメリカに逆らえば切り捨てると思います。
もうトランプ政権を見ていると、対ヨーロッパ政策は決定済みです。
連携する相手国は❓
イタリア、メローニ首相
ハンガリー、オルバン首相
ドイツ、AfD
フランス、多分「国民連合」
イギリス、リフォームUK
日本、石庭首相
ここまでは、メンバー入りです。
従来のNATOは止めて、太平洋NATOを新規に作る可能性すらあります。
欧州左派の感度の鈍さは、特筆ものです。
自分たちがトランプ政権のリストラ・リストに上がっているのを全然理解していないようです。
トランプ氏の決め台詞❓
「お前は、首だ!」
中国外相「関税勝者なし」 安保会議で多国間主義強調 ウクライナ危機、米ロ主導けん制
2025/2/15 08:12
https://www.sankei.com/article/20250215-Z3OFHL25DBL3POOJXHD6H4MU2Q/
アメリカとロシアが、べったりくっつかれては困る中国が牽制に出ました。
次の(叩く)予定は、中国だからです。
叩けるものなら叩いてみろ!と強気なところを見せていますが、仲間は多い方が安心です。
アメリカがロシアなら、中国はEUかも?を匂わせています。
しかし、これでEUが中国に、また接近すると今度は本当にアメリカの敵にされると思います。
ドイツが殊の外厳しく叩かれているのは、メルケル時代に対するトランプ氏からの「念入りな!」懲罰です。
中国にベッタリで、トランプ氏を無視しました。
どっちにしてもトランプ外交は、中国と太平洋、アジアが中心ですから、ヨーロッパはどっちでもいいと考えているだろうと思います。だから面倒なら切り捨てるつもりでしょう。
面倒を見て欲しいなら❓
用心棒代を払え!
※関連日記目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27