「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

IS「イスラム国」の静かな蠢動とシリア情勢と中東情勢<シリア2024.1.31

2024-01-31 20:15:06 | アフリカと中東

ガザ紛争が続くうちにIS「イスラム国」が表立って活動を始めました。
イランで大規模自爆テロがありました。
BBC
ISが犯行声明、イラン・ソレイマニ氏墓所での爆発について
2024年1月5日
https://www.bbc.com/japanese/67889282

最近、ほぼ未遂に終わりましたがトルコでのテロを起こそうとしました。
CNN
トルコの教会で銃撃、1人死亡 容疑者47人逮捕、ISISが犯行声明
2024.01.29 Mon posted at 16:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35214501.html

そうでなくてもシリア周辺では、紛争が続いています。
ガザ紛争の混乱に乗じて、再びISISが活動を活発化させています。
ハマスもそうですが、中東では誰が誰の味方なのか敵なのかよく分かりません。
ハマスは、イスラエルが支援して大きくなりイスラエルの敵になりました。そんな組織は、シリアにもあります。
では、ハマスとシリアが友好関係にあるかと言えば、そうではありません。

ISISも最初はどこかの国が支援していたはずです。その後、成長して独自の行動を取るようになりました。
ISISが現在、敵対しているのがシリア・ロシア・イラン、アメリカ、トルコ、イラクなどです。不思議なことにイスラエルではテロを起こしません。何だか怪しげでしょう❓

イスラエルの謀略が生み出したテロ組織は結構あります。
イランの自爆テロにもイスラエルの影が見えます。
https://japanese.joins.com/JArticle/313884?servcode=A00&sectcode=A00
そうです❓
ISISの活動が活発化した裏には何かがあると思います。
しかも、イランとトルコはイスラエルの敵性国家です。
関係が無いかもしれませんが、疑問の余地はあります。

あちこちでゴタゴタを起こせば、ガザの虐殺から世界の目を反らせるには、都合がいいです。

イエメンのフーシ派は、ガザの虐殺が終わるまで紅海の船舶攻撃を続けると宣言しています。英米の連合艦隊がフーシ派を攻撃していますが、フーシ派の船舶攻撃は続いています。

あまり激しくはなりませんが、イスラエルとヒズボラの国境付近での衝突も続いています。

ゴタゴタの宝庫になりつつあります。
更には、ヨルダンの米軍基地が攻撃されアメリカ兵3人が死亡、30人以上が負傷しました。シリアからの越境攻撃だと言われていますが、シリア国内には沢山の反イスラエル民兵組織がありどこがやったのか特定するのは、結構難しいと思います。
CNN
ヨルダンの米軍拠点にドローン攻撃、米兵3人死亡
2024.01.29 Mon posted at 12:14 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35214493.html

イラクの米軍基地もガザ紛争が始まってから、たびたび攻撃されています。
CNN
イラク基地にミサイル攻撃、駐留米軍に負傷者 親イラン勢力が実行か
2024年1月21日
https://www.bbc.com/japanese/68045733

アメリカの地上部隊が攻撃の対象になっています。
小規模にやっていますが、ハチャメチャ状態になりつつあります。アメリカ軍も嫌気がさしてきたようでシリア駐留部隊の撤退計画が、持ち上がっているようです。
Newsweek
米軍が900人のシリア駐留部隊の全面撤退を検討、対IS戦は「元の木阿弥」に!?
2024年1月29日(月)16時13分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/01/post-103564_1.php

ISISは掃討されたわけではなく、シリア中部の砂漠地帯で生き残っています。掃討は、ほぼ不可能で侵入の防止に重点が置かれています。
アメリカ軍がシリアから撤退すると、確実にイラクに浸透してくると思います。
ガザ紛争が再びISISを強化してしまうかもしれません。
シリア政府は、ロシアとイランがテコ入れしているから浸透は難しいです。トルコも緩衝地帯を作っているから、難しいでしょうね❓
一番、勢力を拡大しやすいのがイラクです。
しかし、イラク政府はアメリカ軍の撤退を求めています。

『米国、アフガンに続きイラクとシリアからも軍撤収か…「ISの動き懸念」』
1/25(木) 17:56配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/300d40999d251a9a9d8fbab6d44f4bba205248ed

※アメリカの得意技の、「グチャグチャにして都合が悪くなったら逃げ出す」を、シリアとイラクでやろうとしている気配があります。

相当、混乱し始めたシリアとイラクからアメリカ軍が撤退してしまえばISISはシリア中央から南部にかけて勢力圏を拡大するのは、目に見えています。
その付近には、イラクしかないからです。
で、あるのに❓
イラク政府は、アメリカ軍の撤退を繰り返し求めているという意味不明❓

これはイラク(イラン)とISISが組んで、シリアとイラクからアメリカ軍の追い出しを図っている可能性が浮上します。

どうです❓
このハチャメチャな魑魅魍魎の世界❓

中東情勢は、複雑怪奇で地元の関係者しか理解不能だと思います。
しかし、周辺のアメリカの敵性国家や敵性グループがガザ紛争を利用して、シリアとイラクのアメリカ軍の追い出しを図っているのは間違いないと思います。(アメリカ軍基地をガザを理由に大っぴらに攻撃できる)

どれとどれが味方で、どれとどれが敵なのか❓
外部からは、全然分かりません!
(アメリカは、大体全部から敵にされています。これは、はっきり分かります。)
アメリカが、中東をグチャグチャにかき回した結果こうなりました。

シリアの話、読んで内容が理解できる人は「つう」です。私は、よく分かりませんでした。
Newsweek
中東危機:シリアの沈黙、隠された動機と戦略
2023年10月20日(金)18時25分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/10/post-102874_1.php


※関連記事目次
項目「アフリカと中東」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8e2281cde3859a8659b62d9f1680c9d2



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