「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

佐藤優氏の見るクルスクでの戦闘<ウクライナ紛争2024・12・24

2025-01-13 09:33:15 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

週間プレーボーイ 2024年8月30日
『【#佐藤優のシン世界地図探索73】モスクワから見たウクライナ軍の「クルスク逆侵攻」』
https://wpb.shueisha.co.jp/news/politics/2024/08/30/124324/

ウイキペデイア【佐藤優】
作家であり大学教授でもあります。元外務省職員ですが事実上、外務省から追放されました。これは鈴木宗男追い落としに連座するものだと思います。ロシア人脈のある有能な外交官だったと思います。評価は様々です。ウクライナ紛争に関して評価するならば、ロシア人脈を生かした記事は中々他の追随を許さないものがあると思います。情報が深いし正確だという意味です。ややロシア寄りとも言えますが、ロシア人脈がある以上、他の関係者のように西側のプロパガンダやフェイクニュースを垂れ流すことは出来ないでしょう。その分、比較的中立度の高い情報を知ることが出来ると、個人的には考えています。この点は、皆さんがご自分で判断してください。
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さて本題です。この記事はウクライナがクルスク侵攻作戦開始後、約2週間が経過した時点で書かれた記事です。
新聞やテレビでは、絶対に見ないような内容が沢山あります。

ロシア国内が動揺するような観測が結構ありました。佐藤氏は、全く違うことを書いています。私も過去に書きましたが、ウクライナの攻撃を西側の攻撃と考えるロシア人が圧倒的に多いと主張しています。プーチン氏の主張する「NATOの侵略」を証明する結果になりました。だから少なくともモスクワ市民は「ウクライナの侵略的本質」を理解して納得したと書いています。当然、プーチン氏に対する支持は高まり、ロシアを守らなければならない・と考える市民が増えたと書いています。
つまり19世紀のロシア革命の時の赤軍と白軍の戦いであり、ナチスドイツとの「大祖国戦争」と同じように考えていることが分かります。

※ロシアで「大祖国戦争」が出てくれば、ロシア人であれば反対も出来ないし侵略者と戦わなければなりません。
「母なるロシアを守るために!」
こうなるとロシア人は、国民としての意思統一が出来上がります。
プーチン政権が揺らぐとか、反戦感情が高まるというのは、単なる「嘘」か希望的観測に過ぎません。

更には際どい点に簡単に触れています。
最初の侵攻作戦の主力は、「ポーランド、ジョージア、イギリスの傭兵集団」だと主張しています。鮮やかすぎる電撃作戦の主体は外国人傭兵だと言っています。そのためと思われますが、ロシアの態度は「対テロ作戦」になりました。戦争ではなくテロとの戦いの位置付けです。
何が違うか❓
目的が「テロリスト」の排除になります。そこに戦争法の適用はありません。見つけ次第「無力化」すると言うことです。無力化の意味は、完全に動けなくするという意味です。基本的に「捕虜は、居ない」と言うことです。余程の重傷者以外は、全部無力化の対象でしょうね。ロシア国内(クルスク州)では、外国人傭兵は単なる犯罪者の扱いです。

以下は、記事を読んでください。

※クルスクの戦闘をロシア側の映像で見ると、それが理解できます。そしてロシア軍がクルスク州では簡単に捕虜を殺す理由は捕虜ではなくテロリストを処理しているからです。これはウクライナ領でも同じでロシア語を話せない者は外国人傭兵とみなして処理しているようです。他国に入り込んで傭兵として働けば、これは普通です。

「義勇兵」と言うのは自分たちの仲間内の「キレイ語」で、相手から見ると「外国人傭兵」にすぎません。今、ウクライナに戦争当初いたような善意の義勇兵は、ほとんどいないと思います。最初にいた義勇兵だって相当怪しい連中が紛れ込んでいました。今いるのは、いわゆる民間軍事会社が送り込んだ戦争のプロである「傭兵」が、ほとんどだと思います。
内戦のころからいるのが「ジョージア部隊」です。1500人程度の大きな部隊です。しかもウクライナ側の評価は優秀です。
その優秀な兵士の人数が他の義勇兵に比べて圧倒的に多い理由を考えると、「私の推測では」ジョージアの独裁者のミヘエル・サアカシュヴィリ元大統領の強力な支持者たち(軍部)が事実上ウクライナに亡命して、その軍人で構成されているのではないか・と考えています。(これは私の推測で、ウイキペデイアにすら記述がありません)2023年11月にサアカシュヴィリが完全にジョージアで権力を失った時期と重なっているからです。その後、サアカシュヴィリ自身も事実上、ウクライナに亡命しました。

こうして見てみるとウクライナ紛争の「外国人義勇兵」の素性など外部からは、不明としか言いようがありません。
ロシア人義勇兵は、「きれいごと」を言っていますが反プーチンの武装反乱者の組織です。⇒自由ロシア軍団
義勇兵ではありませんが、ドイツの有名なネオナチが組織した民兵集団もあります。
(ロシア義勇軍団、ロシアと名前がありますが構成員はウクライナ人です)

☆なんでもロシア軍と戦えば「正義」と言うわけです。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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