「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

2024MLB>400塁打と100長打、三冠王どっちが難しい❓大谷翔平

2024-09-24 15:34:53 | MBL & プロ野球

三冠王と聞くと、凄い!と思うでしょう❓
一番、新しい三冠王
2012年ミゲル・カブレラ(タイガース)
打率.330 打点139 HR44

違う側面から見ると❓
OPS.999、塁打数377、長打数84

違いが分かると思います。
強打者の証明であるOPS、塁打数、長打数は全部低い数字です。
打率、打点、HRどれをとっても平凡な数字です。
つまり三冠王は低い数字でも取れる「運が良かったね」タイトルです。
偶然、その年に飛び抜けた数字を残す選手がいなかったから、「たまたま三冠のタイトルが取れました」と言うに過ぎません。
打者としての能力を示すものでは、ありません。
珍しいから話題になるというだけの偶然の産物と言えます。

400塁打あるいは100長打は全然違います。
数字が決まっており、これを達成しないと当然ながら達成者には、なれません。
難易度を言えば、400塁打あるいは100長打の方が、遥かに難しいと言えます。

400塁打あるいは100長打は全員、その年高いOPSも達成しています。
高度なOPS達成者の中の選りすぐりが400塁打あるいは100長打の達成者です。

最強打者の中の最強打者が、400塁打あるいは100長打を達成することが出来ます。
OPS評価で「.9000以上」がA(素晴らしい)評価されます。
仮に「1.000以上」をA2評価とします。
400塁打あるいは100長打の達成者は、A5~A8位に評価出来ると思います。
こうやって仮に数字で示すと400塁打あるいは100長打の記録の価値が理解しやすいと思います。

ベーブ・ルース1921年
OPS1.358、457塁打、119長打(塁打数と長打数は歴代1位)
しかしルースは、三冠王ではありません。
打率.378が、1位でなかったからです。
ここまで行けば、A8でしょう。

アレックス・ロドリゲス(キャリア・ハイの数字)
OPS1.067、393塁打、87長打

アルバート・プホルス
OPS1.114、394塁打、95長打
☆塁打数と長打数はメジャー3年目に達成し、以後自己ベストを更新できませんでした。その意味で早熟の天才と言えます。

ハンク・アーロン
OPS 1.079、400塁打、92長打

※参考記録⇒薬物使用あり
バリー・ボンズ
OPS 1.422、411塁打、108長打
薬物を使用しなくてもボンズは素晴らしい成績を残しただろうと思います。薬物使用が本当に惜しまれます。

こうして見てくると400塁打と100長打の達成の困難さと価値が理解できると思います。
400塁打達成者
メジャー シーズン最多塁打記録
https://super-yakyujin.com/blog-entry-mlb_total-bases.html
薬物使用の時代の選手を除外すると戦後3人しか達成者がいません。
100長打達成者
https://super-yakyujin.com/blog-entry-100_ex-basehit.html
こちらは、更に達成者が少ないです。
薬物使用の選手を除外すると戦後、アルバート・ベルだけが達成しています。1995年103長打
ルー・ゲーリックが2回達成しています。400塁打は4回達成していますから、100長打が最も達成の難しい記録と言えるかもしれません。

つまり❓
翔平君が、仮に400塁打または100長打を達成できたなら伝説の強打者の仲間入りができます。
現在の数字
391塁打、94長打

残り6試合です。
翔平君は伝説の強打者の仲間入りが出来るかどうか❓
(出来なくても今の数字だけで十分、凄いです)


※関連記事目次
項目「MBL & プロ野球」目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/11328fcdd47caf7c999058799251da3b



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