「北の山・じろう」日記

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クルスク戦線、ロシア軍が西部の領土を大きく奪還<ウクライナ紛争2024/10/19

2025-01-10 21:35:54 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

航空万能論
https://grandfleet.info
2024.10.19
『ウクライナ軍クピャンスク方面で反撃、ロシア軍はバイク攻撃が成功』

https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/ukrainian-forces-counterattack-in-kupyansk-area-russian-forces-succeed-in-motorcycle-attack/

一応、航空万能論の管理人はウクライナ支持なのだそうです。だから最近は、記事タイトルも元気がありません。ウクライナ軍の後退ばかりなのでゲンナリしているのでしょうね❓
記事は検索して読んでください。
特に戦況略図を見ないと字だけ読んでも良く分からないと思います。

先月からロシア軍が、ウクライナ占領地の西から反撃を開始しました。反撃が始まると兵力が少なくスカスカのウクライナ軍は、余り抵抗感なくロシア軍の進撃を許しています。

最大1300平方kmあったウクライナ軍の占領地は、アメリカの戦争研究所の少し前の見込みでも850平方kmくらいに縮小していました。ウクライナ万歳の所ですから、ごまかしはないと思います。

ウクライナ軍は、一番ロシア軍に迫った時期は、スジャの北西方向にあるロシア軍の大拠点のコレネヴォの市街地の直ぐ東まで肉薄しました。
その南ではセイム川の東岸を占領しました。
スジャ~コレネヴォの距離感で見ると大雑把に半分、スジャ方向に押し戻されました。
リュビモフカを起点に見ると、その東のノヴォイヴァノフカを大体ロシア軍が奪還して、更にその東のマラヤ・ロクニャ方面に進出しようとしています。
そこにあるのが幹線道路の38Kー024です。ここを遮断されると北部のウクライナ軍は、スジャからの補給路を失います。
略図を見るとロシア軍が、かなり突出部を形成しています。敵の勢力圏でこれをやると包囲されて殲滅されます。ロシア軍が平気で突出部を作っていると言うことは、周辺のウクライナ軍の密度が低い「=攻撃できない」と言うことであろうと思います。
補給路を遮断されてしまえば、マラヤ・ロクニャの北にいるウクライナ軍は撤退するしかありません。

兵力差を考えてもウクライナ側の見込みでクルスクに集結しているロシア軍は4万人程度だそうです。
一方、クルスク侵攻に投入されたウクライナ軍は精鋭の機甲部隊が中心とはいえ、もう半数程度は死傷していると思います。その後、増援部隊が派遣されたとしても10000人程度しかいないと思います。

だから前線の陣地や塹壕を突破されると、その後方がスカスカなのであろうと思います。

おそらく、やがてスジャ方面に押し込められてせいぜい最大1300平方kmの占領地のうち3分の1程度を維持して越冬できれば、上出来なように見えます。
年が明ければ、残りのウクライナ軍に対するロシア軍の猛攻が始まるのではないか・と思います。

クルスクのロシア軍の新年の挨拶は、そうとう念入りなものになりそうです。
私がウクライナ兵ならさっさとロシア領に逃げ出すか(捕虜)、ウクライナ領に逃亡する(逃亡兵)か、どっちかにします。
もうクルスクの負け戦は決定していますから、そんなところで無駄死にする必要は、ないと思います。

 

※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑦
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27


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