さっき「同期のサクラ」第8話を見終えた息子が、細かく考察をしている。
「あのシーンはこれ以上無いくらいのサクラの孤独を表していた」とか、「あの時の言葉は」、「あの撮り方は」、と、ブツブツ独り言を言ったり、私に「俺はこう思うけど、カア(母)はどう思う?」とか、なんかすごく「同期のサクラ」にのめり込んでいる息子。
別に出演者のファンということではなく、(というか息子はまったく芸能人には興味が無くて芸能人全般、名前さえ知らない)とにかくあの作品に心がひかれたようだ。
私としてはまあ面白いけど、そこまで息子に難しい感想を求められても困るのだが。
ただ、今日の終わりのシーン、あれは私も気になった。
昏睡状態だったはずのサクラが、同期の友人達が病室を出て行った後、一筋の涙をこぼして、目を開けた。
え?どういうこと?
来週も息子と一緒に見なければ。
でも、終わった後、息子が自分の世界に入り、またいろいろ考察をし出すだろう。
そして私の意見を聞いてくるだろう。
重くて若干困る。