impossible dream

2019年12月02日 | 日記
前にカヅさんの家の整理をしていた頃、ずいぶん古い英語の教科書らしき本を見つけた。

見たら昭和22年出版ものだった。

カヅさんが高校生の時の教科書なのかな。
スゴいな、計算したら72年前のだ!
カヅさん、嫁に来る時も持って来たんだな。

貴重な物だと思って、処分しないで取っておいた。

そして、なぜカヅさんがこの本をずっと持っていたか、この前カヅさんの娘である義理の妹からの話でわかった。

なんと、カヅさんは女学生の頃、将来英語の先生になりたいという夢があったらしい!

それを聞いて、もう私はビックリだった。

カヅさんと英語だなんて、まったく想像も付かない組み合わせだったから。

私の母は家が貧しかったから、中学を卒業してから東京に出て就職している。

後に定時制の高校を出ているが。

でも姑カヅさんの実家は、田舎とはいえわりと裕福な方だったらしく、お兄さん達は大学まで行き、カヅさんは高等学校に行っている。

だけどカヅさんは大学には行かせてもらえなかったらしい。

「女は大学に行く必要は無い」と言われて。そういう時代だったから。

悲しかっただろうなあ。

それにしても良いとこの家のカヅさん、どうして貧乏な(笑)義父のとこに嫁いだんだろう。

生前、認知症になる前に、もっとカヅさんからいろんな話を聞いておけは良かったなあ。