録画してあったエコうたの『生きてることが辛いなら』を見ていた。
歌詞を読みながら真剣に見て(聴いて)いる母。
見終わって、
生きてるのが辛いなんて思う?って聞いてみた。
すると・・
母 な~んにも辛くないっ!
私 (びっくり!しながら)
じゃ楽しい?
母 楽しくもな~い。
私 楽しくも辛くも苦しくもないの?
母 な~んにもないっ。
私 いつも早く死にたいってばっかり言ってるけど。
(昨日も何度も言ってた)
母 あら、そぅ~お?(ケロッと)
で、おしまいです(笑)。
最近、テレビにほとんど集中しなくなって来た母も、
歌が流れてると少し興味を示すようなので、
次は、SONGS にしてみた。
『花』を聴き終わって、
「寂しい歌だねぇ。。」と。
『生きとし~』も『諸君』も真剣に聴いているけど、
その心の中は分からない。
空っぽに、ただ音楽を楽しんでるのかもしれないし、
そうでないかもしれないし。
以前、何度も聴いてもらったはずの『さくら』は、
「知らない」そうだ。
けど、かなり真剣に聴いて(見て)たから、好みの歌なんでしょう。
昨日は、やはり録画してあった小林多喜二の番組を見た。
少しはまだ覚えているらしい多喜二の事や、
度々映る母の幼少期の小樽の景色。
母は食い入るように真剣に見ている。
そして1時間半の番組が終わりに近付いた頃、
母は、「これ、小林多喜二の事やってるの?」って…。
あぁ。。
多喜二がどうのとか、二人でずっと話ながら見てたのに。
でも、数秒前の事も忘れる母なのだから、
テレビも、今その画面に映ってる事だけが全てなんでしょう。
こんなんでいちいちビックリの私は、
まだまだ母の事分かってないのかもしれない。
そういえば、
今日直太朗の顔を見た母の第一声(今まで何度も見てもらってるけど)
「長い顔だね~」って。
そんな事ないと思うけど…
大きいって言いたかった?笑
いつからか、人の顔の欠点をすぐ口にするようになった母。
(私も言われた…)
(以前はそんな母ではなかったのにね)
直太朗についてはそれ以上言わなかったので、
ちょっとほっとした私なのでした。