８月6日

広島の平和記念式典での安倍首相の挨拶は、空疎な美辞麗句で、
非核三原則にも触れずだった。

戦後７０年。
原爆を投下されて７０年。
多くの人が日本の行く先について、平和について、真剣に考えている今の、
この国の首相の挨拶はこんなもの。

絶対絶対、あなたの思い通りになんかさせないと、また思った今朝。


そんな今日、出掛けたのは友達とのランチ、そして２つの絵画展。
その1つの片岡鶴太郎展。
特別興味があった訳ではないけれども、誘われて行ってみた。
私がなんとなく知っていた絵画とはまた違った様々な作品。
まずそれに驚き、そしてそのどれもが魅力ある良い絵だった。
ストイックな印象があり、少し苦手意識もあった鶴太郎さん。
いや、でも素晴らしかった。
そのストイックさが、あの良い作品を生み出しているのかもしれない。

その後一人で行ったのは、デュボア康子さんの追悼展。
遠い親戚に当たるデュボアさん。でも私はよく知らない。
母が元気な時はいつも個展に行っていて少し交流があったよう。
この春に亡くなったことを私は新聞で知り、今回の個展も新聞の記事で知った。
昨日母に話してみたけれど、やはりもう何も分からない。
で、母の代わりというわけではないけど、私が今日訪ねてきた。
力強いタッチの個性的な女性の絵は心に響くものだった。
まだ６６歳の若さ。
心からお悔やみ申し上げたい。
分からなくても母に報告しようと思う。


相変わらず私の心は波立つことが多いけれど、
二つの絵画展を観て、すこし心が満たされた気がした。