暖かい春らしい日、だけど

今日も母は私が行くとグッタリと寝ていた。
朝食もほとんど食べなかったらしい。
それでも昼食は、口元にスプーンを持っていくとなんとか口を開け、時間を掛けてお粥だけは大分食べてくれた。
私の持って行ったリンゴや甘い物も食べ、良かった。一安心。
このまま食べてくれたら、きっと元のように元気になるかな。

母が元気が出るように、あれこれ気を配ってくれていた今日の介護士さん。
ここ最近いることが多いけど、派遣できているのだそう。
派遣がこの施設は多いと言っていた。
そうか、だからしょっちゅう人が変わるのかな。
おかしいなと思っていた。
以前はそんなことなかったのに。

少し疑問に思うようなことがよくあるけど、それもそんなせいなのかもしれない。
今日の介護士さんも、色々感じているらしいけど、派遣だから言えないと言っていた。
この度の母のことも、施設の方でもっと何かしてくれてもいいのでは、なんて私も彼女も思っていた。

人手が足りないせいもあるのでしょう。
募集はずっとしていたようだけど、大変な介護の仕事、なかなか来ないのかもしれない。
高齢化が進み、施設も人材も、この先ますます必要とされるのに、現状がこんなだとしたら、
果たしてどうなっていくのでしょう。
私もいずれ、利用する側。


今日はとても暖かく、春を感じさせてくれそうだった。
でも、いろいろなことに、心はなかなかすんなり春にとはならない。