美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

展示の方法を考える2

2014-01-09 00:12:34 | 日記

ずっと前に考えていた構想をようやく形に。

以前の「展示の方法を考える」参照です。

明日が『青森県中学校選抜美術展』の作品搬入日なので、ここ数日受験業務や部活動、会議資料作成の合間を縫って準備してきました。

 

まず1ヶ月ほど前に、20センチ四方の段ボールを3枚合わせたものを…何枚だったかな??忘れましたが10枚ほど作っておきました。

それに最近になって着色。アクリル塗料とラッカースプレー使用。

色は作品の邪魔をしないよう迷わず白。↑こんな感じ。

 側面は段ボール段ボールしていて気になったのですが、そこまで処理する時間もないので今回は保留。

自分がかつて制作した参考作品を使って説明します。、↑こんな感じに展示の際に使用したいと考えていたわけです。幅をとる作品も、段差を作ってあげるとコンパクトに狭い場所にも展示できますし、展示する空間に縦の広がりが出るのではないかと考えたのです。

以前メモで構想を紹介していたとおりの感じ。

 

…しかし、搬入を明日に控え、ちょっと考えが変わりました。

というより、別の使用方法を思いつきました。

明日展示する彫刻作品は5点。であれば、もうひとつの展示構想にあった、東北造形で使用したアクリル板の展示台5個で十分じゃないか。…であれば、この段ボール台は他の用途に使えるぞ。

で、早速時間もないので頭の中の新たな構想をもとに、加工しやすいアルミの針金で即準備。

↑彫刻作品に使用したいので、今回出展する5作品に合わせて10本こんなのをチャチャッと作りまして、

こんな感じに。

要するに作品紹介のミニパネルのようなものにしようと思ったのです。

本題材前半に構想をまとめる際に使用したワークシートの一部をスキャン。縮小印刷して名札と一緒に貼ってみました。

裏から見るとこんな感じ。…ですが、安定感がない…。

足がいけなかった。すぐ改善。

針金の足を↑こんな風にすれば良かったんだ。

試しに作った1本で試してみよう。

で、先ほどちゃんと紹介していませんでしたが、段ボールの側面の穴を利用して、針金の足をズボッと。

接着しなくて済むのでまた再利用できますし、足を外せば板を重ねて持ち運べる。

もちろん元々の構想通り、作品展示台としてもまた使えるのです。

我ながらなかなかいいアイディア♪

ここで側面を無理に処理していなかったことが功を奏しました。

 裏から見るとこうなってます。今度は安定感抜群!

じゃじゃーん、これにて完成!

よし、で、合計5作品用に5本同じ足を作ってと。

間に合った!明日の搬入の荷物に入れて、車に積み込んで…終わった~(>_<)

怒濤のようにダダダーっと作っちゃったぞ!でも満足。これらを使って魅力的な展示をしてみようと思う。

しかし忘れちゃいけない。ここで注意しなきゃならないのは、他の学校さんにご迷惑をおかけしないようにすることだろう。

もちろん他の学校の生徒さんたちの力作も一緒の会場に並ぶわけですから、迷惑をかけるような展示になってしまいそうなら、泣く泣くプラン変更も考えねばと思う。

そこは変な我を通し過ぎないように気をつけよう。

 

いや~しかし今回の作品は非常にかさばるぞ…アクリル台も持ったし、平面作品はたいしたことないものの、何より立体作品たちが壊れやすいものばかり。段ボール箱を改良したり、箱の中で動かぬように固定方法を工夫したりとけっこう大変だったな…。車に乗ったら当然のようにバックミラーには箱しか写っていない…。やばいやばい…。

あとは展示までに絶対壊さないように慎重に慎重に安全運転で美術館に向かおう。

 

あら?長くなってしまいました。明日じゃないな、もう今日ですわ…。

夜の懇親会まで参加予定なので、長い一日となります。

というわけで寝ます。急いで寝ます。

次回は同美術展の感想やら紹介の予定です。

 

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