考え悩んで決めてやりきった。
中1のためのオリエンテーションの授業。
例年ならダラダラと自己紹介したり、質問受け付けたりなんてことやってましたが、今年はそういうのはチャッチャと終わらせまして、まずは中学美術の説明を。
板書をする時間ももったいなかったので、パワーポイントでまとめておきまして、教科の特性や評価の説明、道具や美術室の説明、そして昨年までの作品紹介などをダーッと一気に話しきりました。
字が汚い自分にはこの方が良いですね…。もっと前からやればよかった。
強調して語ったのは「発想力」。
自分が美術の授業で一番育てたい、育てるべきと思っているモノです。
人間が作り出しこの世にあるモノって、すべて誰かの欲求と発想から生まれたもの。
で、欲求を教えるなんてことはもちろんできません。それは人間が生まれながらにして持っているモノですからね。
そう考えると新しいモノを発想する力を養う美術って教科は素敵です。
だから僕は美術の先生である限り、この発想力を最も重視したいのです。
発想力は自分の生活を豊かにする手助けになるだろうし、そればかりか新たな考えでこれからの日本をより素敵なものにしてくれるかもしれない。
…おっと、授業のように熱く語り出しそう…。本題はこれから。
そんなことから中学一発目の美術の授業でやらせてみたのは以下のもの。
…枠が無くてわかりづらくてすみません。
『このシンプルな10cmの直線を面白くしてみて下さい。』
ということです。
見本もあった方が良いと思い、当日朝思い立って描いた僕の参考作品はこちら↓
手相的に言う「ますかけ線」。もちろんこのモデルは自分の右手です。
これを受けて1年生は…
短い時間でこんな感じに仕上げてくれました。…しかし薄いな。
時間をもう少しかけて何回かやると、もっと面白いものができたかも。急がせちゃったし、鉛筆だけだったし。参考作品描いた時に使ったサインペンも使わせて仕上げさせたかったなー。
よしっ!というわけで来週の美術の時間は…
これでいってみるつもりです。
参考作品はこんな感じ↓
さて、半径3cmの円はどんな円に姿を変えてくれるだろうか。
楽しみです。