美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

美術の授業の肖像権・著作権

2014-04-17 23:06:09 | 日記
ずっと以前このblog内で話題にした件です。

このblogでも度々生徒の作品や、生徒の活動の様子を載せてきました。
ましてや作品展に関わる冊子や、校内の研究収録、生徒会誌などはずっと以前から無許可で写真を使っている。
しかしよく考えてみたらこれって肖像権とか著作権とかの観点で見ると「いかんぞ!?」
とまあ、そんな話なのです。


あれからずっと調べたり考えたりしてきまして、今年は春のオリエンテーションの授業で生徒及び保護者向けで文書を出すことにしました。
「美術の授業における写真の取り扱いについて」
そんな感じのタイトル。
正直にどんな目的で、何に、どんな写真を使っているのかを丁寧にまとめまして、それを簡単に説明した後配布しました。

今の世の中、色々各々事情もあるでしょう。
「後ろ姿だろうとネットには…」
「作品を生徒会誌に載せるのは…」
「知らないうちに勝手に作品を使うのは…」
「姿も作品もとにかく写真の無断使用は…」
など意見やご要望がありましたら、切り取り線の下に書いて私に出してください。
これまで同様にちゃんと肖像権や著作権に配慮して、画像を使用するつもりですから、「それならばどうぞ」の場合は提出不要です。

と、ざっとまとめると内容はこんな感じ。勿論文書ではもっとちゃんと誠意を持ってご理解をお願いするような、改まった文面です。

これからの時代はこういった配慮が必須でしょうね。

ちなみに今日までのところ、まだ提出はありません。