美術の先生は考える

中学美術の授業の実践を中心に、美術について考えたイロイロを紹介できればと思います。

写生大会にて撮影目線を考えて

2015-07-29 20:16:34 | 日記

弘前市の中学校教育研究会美術部会で開催の写生大会でした。

前日の雨の影響で、まーむし暑くて大変でした…。

 

今年の会場は弘前のお隣、平川市の『盛美園』と『猿賀公園・猿賀神社』(旧尾上町地区)でした。

盛美園はスタジオジブリで2010年に映画化された「借りぐらしのアリエッティ」の世界観のモデルになった場所として一躍名が知れた名勝地です。猿賀公園・猿賀神社は駐車場や道路を一本挟んですぐ隣りです。

猿賀公園は県内では蓮の花で有名な地。今日もなかなか立派に咲き誇っていました。

しかしこの蓮の花ってほんとすごい存在感の花ですよね。

葉っぱの撥水性もまたいい。

ヒンドゥー教や仏教などで様々な象徴として扱われる蓮。暑さの中でもつい目を奪われる美しさでした。

 

 

さて本校の美術部の生徒たちも引き連れて行ってきたわけですが、汗を額ににじませながら真面目によく頑張って写生に取り組んでいました。

自分だったらこんなむし暑い中、炎天下で絵なんぞ描きたくないわ…と思ってしまう。いかんいかん…。

 

 

そんな歳をくってめっきり暑さに弱くなった私は、諸事情により欠席してしまった部員数名のために、後日作品制作することができるよう写真を撮り歩いていました。

で、せっかくの盛美園なので、今回は普通の描きやすい風景写真に加え、アリエッティ視線での撮影を試みてみることに。

…小人目線にしてはちょっとまだ甘いかな…。カメラの腕はまだまだです。

 

さて、後日これらの写真を混ぜて数十枚の写真から絵にするものを一枚選ばせることになるのだが、これらアリエッティ目線のものを選ぶ部員はいるのだろうか?

選ぶ様子を見るのが今から楽しみです。ちょっとしたワクワクを抑えつつ、涼しい顔して見届けることになるのでしょう。