雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

膝歩き

2016年02月24日 | 徒然
 片道25分の徒歩通勤をしている私、ただ漠然と歩いていても面白くないので、いろいろ試しながら歩いているのです、「ナンバ歩き」を基本として。

 テーマは、「つま先で蹴らずに歩く」というもので、江戸時代までの日本人が実践していた身体に優しい歩き方だと思っているのです。

 どうやったら蹴らずにあるけるのかと、後ろから骨盤を押される意識で歩いてみたり、スピードスケートのように足を外旋させる円運動で歩いてみたり、頭を空から引っ張られているような 高い重心で歩いてみたり、はたまたそれらを組み合わせてみたり、とやってはみたのですが、どうしても最後につま先で蹴るという行為が大なり小なり出てしまっていたのです。

 それが先日、何とはなしに「足の平を意識するからうまくいかないんじゃないだろうか?」との考えがよぎって、それまで意識したことの無い「膝の裏側」を伸ばすことをしてみたのです。

 踏み出すときの足は、英国の近衛兵や北朝鮮の軍隊の行進を除いて、多少は膝が曲がっているものです、そしてその膝に余裕のある足が着地した後に、膝の裏側を真っ直ぐに伸ばしてみると、前方への推進力が働いて、つま先で蹴る必要も無く進むことが出来たのです、ハムストリングが伸ばされる感覚もありました。

 「これだ」と思いましたね、濡れていると滑りやすい玉砂利の入ったコンクリートの道でもほとんど滑ることなく歩くことが出来ました。

 ただ、この歩き方を続けていると、ふくらはぎや脛の外側の筋肉がパンパンになってきます、足首がほぼ直角のままなんですから当たり前ですよね。

 しばらくは、この歩き方を続けてみようと思っています、身体にどんな変化が生まれるか楽しみですね。