雲上快晴

プーさん爺じが、何の変哲もない日々を綴る

初体験

2018年11月19日 | 徒然
 先週末は自宅に帰る予定でいたのですが、一週間ほど前から残尿感があって、ほんの少し血も混じっていたので、いわきの病院で診てもらうことにしたのです。

 病院に行くと、最初に検尿コップを渡されオシッコを出したら、

 「何じゃこれ!!?」

 検尿コップに溜まったオシッコは、まるでファンタグレープ

 あまりの鮮やかな色合いに、「美味しそう」とも感じてしまいました。

 その後、CTも撮って診断結果を待ちます。

 しばらくして、診察室に呼ばれ、出された診断結果は、「尿には菌も無いし、CTでも結石は見つかりませんでしたが、アルコールや刺激物を避け安静にして、しばらく様子を見てください」というものでした。

 「何にも無いのに、ファンタグレープは出ないだろ?」と思いながらも、「別に痛みも無いし、何かのはずみで尿道に傷がついたのかな?」と自分を納得させてアパートに戻り、即席ラーメンのお昼を取りました。



 安静にしていろといわれたので、ゴルフの練習に行くわけにもいかず、ゴロゴロと横になってテレビを観ていたら、1時間ほど経ったくらいでしょうか、急に右脇腹が痛み出したのです。

 病院で診てもらって異常なしと言われたばっかりでしたので、「これは泌尿器の原因による痛みじゃないな、何かもっと重大な病気があったんじゃないだろうか?」などと、どんどん痛みが増す中でいろんな思いが巡ったのでした。

 午前中にかかった病院に電話すると、すでに先生は帰られていて、受付の女性からは、「検査結果も異常はありませんでしたので、何か痛み止めでも飲んでください」との氷のような応対。

 「こりゃ、とうとう年貢の納め時か、還暦を目の前にして俺の人生は終わるのか」と半ば達観しつつ、やっとの思いで女将さんに電話を掛けると、「今から行く」と言ってくれ、少し気持ちを持ち直すことができました。

 女将さんが来るまでには3時間は要しますので、それまでにできる限りのことをしようと、何とか車に乗って近くの薬局に行き、痛み止めの薬を買って飲んだところ、少しは痛みが緩和されましたが、2時間も経つとまた元の痛みが押し寄せてきて、身の置き場がない七転八倒状態に。

 6時前には女将さんが到着して、救急外来に連れて行ってもらいましたが、大勢の患者さん達が来ていてかなり待つことになりました。

 やっと順番が来ましたが、検査項目は午前中と全く一緒の検尿とCT、診てくださった先生の胸には『研修医』との名札が、、、

 ですが、この研修医の先生がとっても親身になってくれる方で、痛みに苦しんでいる私の姿を見て、診察結果が出る前に坐薬を出してくれたり、専門医ではないにも関わらず、CTの結果を丁寧に見てくれ、「CTでは、はっきりとは確認できませんが、尿酸結石の場合は写り難いので、この辺りにそれがあると思われます」と診断してくれました。

 10時近くにアパートに帰り着いた頃には、坐薬が効いてすっかり痛みも取れましたが、何より原因が分かったことに一安心、あとはとにかく水を飲んでコロンと石を出すだけです。

 いやぁ、人生初の結石の痛みを体験することができました、いくつになっても 『一生勉強』 なんですね。

 
コメント (2)
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