「春に三日の晴れ間なし」とか「三寒四温」とか春の気象を顕わす言葉はありますが、
今週はドンピシャと言いあててた空模様でした。
彼岸も過ぎて夜が明けるのが早くなりました。確か正月頃は日の出が午前7時すぎ
であったのが、お彼岸の中日では午前6時過ぎと、私のウオーキング終了時刻です。
昔から「春はあけぼの」とあり、春の夜明けの美しさを「暁・東雲・曙」と三段階に表して
いることからも関心が寄せられていたことがわかります。
快晴の20日の早朝、散歩を早めに切り上げて夜明けの空をカメラに収めてみました。
上の写真は北野天満宮前の今出川通りで、日の出寸前の薄赤色とやや白っぽく
色づいた東の空をとらえてみました。背後にかすかに見える山は比叡山です。
日の出の瞬間は町屋の屋根や神社の森に隠れて地面に立つ位置からは見えないので
我が家の三階ベランダから北野の森越しに東の方向を。
暁の微妙なグラデーションは本当にきれいでしたがカメラには写しきれませんでした。
さて、この時期は桜の開花待ち遠しくて、私は毎朝平野神社の「魁桜」(しだれ桜一重咲き)を
注意深く観察しています。
日本人が最も好む花の一つ桜、一般的に桜と言えば「ソメイヨシノ」をさし、昨日(21日)全国
で最初の開花が東京であったとニュースになるほど注目されていたところです。
今年京都の染井吉野が開花するのは3月30日ごろと予想されていますが、実は平野神社の
「魁桜」はソメイヨシノに先駆けて(約一週間前)咲くので、影の標本木と言われているのです。
昨年は19日に開花していますし、この5年間の記録を見てみると19日が2回、22日が1回、
23日が2回ですので、今年は例年より開花が遅れているように思われます。
下の写真は現在の様子、つぼみ全体がピンクに色づき開花の近いことを示していますが
22日現在開花していません。
染井吉野桜の開花を待つ間、平野神社とその近辺で見られる「サクラ」をいくつか
紹介します。まずは「桃桜」です。
次は昨秋から咲き続けている「十月桜」です。
平野神社の北側、天理教分教場前には「緋寒桜」が。
そして先週にも紹介した一条堀川戻り橋の「河津桜」。
最後に22日現在の染井吉野のつぼみ。次回29日号では美しく咲く花姿を。
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