昨日に行われた天皇陛下の秋の園遊会で、新人国会議員の山本太郎が陛下へ突然に手紙を渡した。その内容はハッキリとは分らないが、東日本大震災における原発被害を訴えているとも言われている。だが、これは陛下に対し批評に失礼な行為ではないのだろうか。
天皇・皇后両陛下は東日本大震災が発生した後には、被害者一人一人に声を掛け元気付ける様にしていたのではないだろうか。山本は、本日国会で陛下へ渡した手紙の内容に関し事情聴取された様だが、その後に記者団に「マスコミが騒がなければ政治利用とはならなかったとしている」。
天皇・皇后両陛下は被災地訪問を活発に行っている。そして、今年の5月、7月、9月、10月に福島に訪問している。原発事故の被災者を訪問し、復興も真摯に意識し、地方行政の幹部との会談も活発に行っていた。
天皇・皇后両陛下は国会議員よりも、被災地の復興を強く願い、被災者の意識を最も把握していたのではなかったろうか。山本太郎は、これまでの天皇・皇后両陛下の行動と被災地の復興をどの様に意識していたのだろうか。本当に、原発事故の解決や被災地の復興を真摯に意識しているのであれば、原発事故の状況を知らせる事を目的に手紙など渡す必要があったのだろう。
これまでの両陛下の行動を全く理解していない無視した、天皇陛下を自分の為に政治利用しようとしていた事に間違いなど無い。
まして、「マスコミが騒がなければ、政治利用とはならなかった」などとふざけた事をぬかしているが、あいつの行動をテレビ報道などで見た時、多くの有権者が強い疑念を持ったんじゃないか。更に、こいつの手紙が山本が訴えている原発問題を示すものだったと知った時、他の国会議員だけでは無く、多くの者が天皇陛下を政治利用しようとしていると意識させられたのではなかったのか。
そして、日本の行政の最高機関は国会だ。山本は、国会議員だろ。本当に訴えようと思うなら、政権、或いは内閣に訴えなければならないのではないのか。現在の日本国憲法では、天皇陛下の国事に関して第3条で、「天皇の国事に関するすべての行為には、内閣の助言と承認を必要とし、内閣が、その責任を負ふ。」とされている。日本の国事(国家に直接関係する事柄。特に政治に関する事柄)の責任は、内閣にあるとされているのだ。
山本の行為は、陛下へ自分の勝手な思いを書いた手紙を渡す事により、自分の活動への関心を高めようとしていたに過ぎない。陛下を自分の為の政治利用としていた事は、完全に間違いは無い。国会議員としての義務を無視し、単に自分の活動を目立たせ様としていたに過ぎない。
この様な者に、国会議員を続行する意味などあるのか。自民、民主だけでは無く、みんなの党や共産など他の投からの強い批判や議員辞職の訴えがある様だが、同じ思いを強く持たされてならない。
この様ないい加減な者に、税を無駄遣いされる事が非常に不快でならない。
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