女装子愛好クラブ

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1972年の秘密女装パーティ@新宿 ②

2024年11月27日 | ★女装体験記
昨日の続きをアップします。


闇の中にもれる熱い吐息

<午後10時過ぎ>
「ねえん、おじさま」
マユミさんの手が僕のジッパーにかかる。妖気と水割りで変になりかけたとき、一段と照明が暗くなる。
奥の壁にするすると白い幕。
映画はカラーで海浜の松林。ロープをむしられ真紅のセパレーツの水着の胸が派手にひきむしられ、むちむちした乳房が飛び出す。
ヤクザ学生に抵抗する良家の娘その太もものクローズアップ。
這いまわる男の指がついに下の方にかかる。
「つまんない、普通のフィルムなんて…..」
闇の中で不満の声が上がった。
(普通というのはシロ・クロなのだ)

ところが、どっこい「普通」じゃないんだ、これが…..。
上の方は確かにボインなのに、男が思いっきり股を割るとピョンと飛び出したのが、サーモンピンクの巨大なペニス。
そのタケリ具合に、僕はたちまち劣等感。
男同士でもこんなになれるかと疑うぐらい、執拗な愛撫とスーハーが延々と続き、大写しのカメラは女役の濃厚な表情をなめ、指の動きを追う….。
闇の中は熱い吐息、あえぎが渦巻き、いつの間にかマユミさんの指が画面と一緒にデリケートに這い回って、僕の呼吸も荒くなる。
隣では和服の裾へ男の手が潜り込み、ほおずりと接吻と接吻。
その隣でも男の肩にがっくりと顎を乗せたカクテルドレスの子が、眉をしかめて、鼻声を出している。


クラブの入会金は、女装の人2000円。女装しない人5000円。月会費1500円。
都内にクラブ(マンションの一室)四か所あり。
そこへ行けば、化粧品、衣装(和洋)、履物(靴・草履)、アクセサリー、かつらが完備。
使用料一回2000円を払えばいつでも女装が楽しめる(ただし学生は半額)


危うく暴発しそうになったがようやく踏みこらえたとき、やっと映画がザ・エンド。
11時ごろ解散と、聞いていたのでホッとしてたちかけると「まだよぉん」とマユミさん。

「あっ、いやっ、いやっ」
奥の隅で悲鳴があがる。
5、 6人が群がる中で、ムチッ、パチッと肉を打つこもった音。

「ユリちゃんっていつも縛られないとだめなの」
大柄なカズコさんが楽しげにいう。
カズコさんの瞳がキラキラして唇が半開きになっている。興奮しているのだ。



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2 コメント

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Unknown (美華)
2024-11-28 05:41:24
今なら大画面のテレビですが、スクリーンに投影していたのですね。
部屋の灯りを暗くして、一見、男と女のカップルが寄り添う。
ため息、荒い息づかい、喘ぎ声が、暗い室内のあちこちから、聞こえている。
映写が終わっても、部屋の中では絡み合い、最後までのぼりつめる。
声をあげ、果てて終わり、女装を楽しむことは、秘密クラブでは、女になる、女にされる喜びの場所だったのですね。
今の女装子のオフ会とは違う、でも、そういうことのために集まるのは、今も東京、大阪以外にもありますね。
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美華さん、コメントありがとうございます (koichro)
2024-11-29 18:37:07
>秘密クラブでは、女になる、女にされる喜びの場所だったのですね。

正にその通りです。
男がいるからこそ、女になれます。
ピーチ倶楽部の集会で、私は「女にする」役割を担っていました。
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