ユッコ姉の日記

日々思うことをタリラリラン♪っと・・・。

分からない言葉・・・(2)

2006年10月21日 00時59分13秒 | 子供・・・
昨日の続きです。

オシメは学校でのトラブルをなぜ私に話す事が出来なかったのか?

それは、私が常日頃オシメにこう言っていたから・・・
「みんなと仲良くしようね。」
オシメは男の子とのトラブルで、自分がこの言葉どうりに出来ていない。
それが私にバレると、叱られるーと、思っていたのです・・・。

普通の人は、この言葉の裏に”出来る限り”というグレーの部分を読み取るのでしょう。
でも、発達障害を持つオシメは、言われた言葉をそのまま受け取ります。
言葉の裏を読み取る。とか、日本特有の遠まわしな言葉。とかが理解出来ません。
普通の人なら、「言わなくても分かる事」がわからないんです。
私がその事を一番わかっていたはずだったのに・・・

オシメにとって「みんなと仲良く」と言う言葉は、その言葉どうり、
全員と仲良くしないといけない!という事だったんです。
「みんなと仲良く」なんて、誰にも出来るわけがない。
大人だって、合わない人や嫌いな人がいたりする。
誰からも100%好かれる人なんていない。

私はたまらない悲しみとショックでオシメを抱きしめて泣きながら言いました。
「いいんだよ。みんなと仲良くしなくてもいいの。
 オシメに意地悪をしてくる子と仲良くしなくていいの。
 ゴメンね。ゴメンね。オシメ、ごめんね。」とー
オシメは、
「ホント?ホントにみんなと仲良くしなくていいの?」と言うと、
うわーーんと、大きな声で泣き始めました・・・。

私に毎日のように言われ、きっとオシメなりに頑張って努力していたのでしょう。
でもうまく行かなくて、本人なりに苦しんでいたのだと思うとー
オシメがみんなと少しでもうまくやっていけるよう思って言っていた私の一言が、
こんなにもオシメを苦しめていたのだとー
自分が誰よりもオシメを苦しめていたのだと言う事実・・・。

もう悲しくて、私自身が情けなくて、辛くて・・・


この後、まあいろいろ対策をとりまして
(その時の事は、またいつか機会があれば書きたいと思います。
 ごめんなさい。今はまだ、私自身が冷静に書ける自信がありません。
とりあえずいじめはなくなり、オシメは無事小学校を卒業できました。
でも、この頃に私の病気の事がわかり、
オシメはみんなとは違う中学校に行くことにしましたー。

オシメのことを書き出すと、キリがありません。
でも、ひとつだけ誤解のないように言わせてもらえば、
オシメが中学校を変えたのは別にいじめがあったからではありません。
私が病気になった事と、オシメの将来を考えての事です。
(いじめていたのはホンの極極一部の子。殆んどの子は優しく接してくれました。)
これを読んでくださる方、どうぞその事だけは誤解なさらないでくださいね。
そうでないと、オシメを6年間支えてくださった周りの方々に申し訳ないです。

本当に周りの先生方、地域の方、同級生の親さん方、そして何より同級生の子供達。
ありがとう。心から感謝の言葉を送ります。

             -おしまいー
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