ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

神奈川の七人

2005-09-21 23:41:57 | Weblog
 朝は、律儀に朝の時間にやってくるのが好きなのです。
そう、ちゃんと5時半頃よ、朝って感じはね。4時あたりから白んでくると、
エ~ッ、もう朝~?てな感じで、到底北極に近い国には住めない、なぜって?
夏は、日が沈まない。冬は3~4時間しか昼間がない、なんてね。
自分の時間を持ってる私なものだから。なので、やっぱり昼と夜が半々が宜し
いってね。
忌々しいくも、今朝は3時頃から何回も意識が目覚める、腹立たしい!やっと
時間も私が許す感覚も朝になって、ま~ずすることがコーヒー用のお湯沸かし。
この夏から、電気ポットのコードは抜いたわ。せめてもの2酸化炭素放出自粛
のつもり。おやかんが活躍よ、昔のようにね。
次は新聞!
最近は、真面目に1面からペイジは進む。1面でも、毒々しい見出しは飛ばす。
特派員報告が面白いし、下段の書籍の広告に目玉は行ったり来たり。ゴシップ
ネタの週刊誌の広告は無視!
ペイジは進んで、書籍の案内、書評で、しばし時間が止まる。
不思議、面白い、思わず微笑む、こんな記事以外の社会面記事は読まないわ。
人の不幸を食べる女じゃあない。まあ、むか~し昔に、セニョールから
「お前はバクか!?」
って、言われた事はある。バクは夢を食べるのよ。
そんな私だから、人の不幸には興味はない!よ。ヒョイッと飛ばして、ハイおしまい!
テレビもほとんど見ないから、パラ~~ッて、番組欄もほとんど素通りだわね。
民放の、視聴者をここまで愚弄する?バカにするの?と思わずにいられない、
制作姿勢が気に入らない! 
『食べる・セックス・金儲け・下劣なバラエティ(?)』
あなたは何者?の占い者。あの口の利きよう。よく人様の事を面罵できるわね。
不愉快だから、私は見ない(隣りの部屋に逃げる、その声が聞こえたら)。

 最近は、イソイソお散歩お出掛け大好きになったマリリンとま~だ制止状態の朝
の空気の中へバモス(行きましょう)。湿り気を含んだ空気は、早くもどこからか、
金木犀の香りをひそかに運んできているわ。

2杯目のコーヒーで、朝食の始まり。いつものセニョール・ダンはま~だ夢の中。
けれど今朝はゴソゴソ起き出してきて、今日は『ウォーキングの日』だそうで、
お出掛け。
「いってらっしゃ~い」

午後から、区の図書館へ。
児童文学コーナーなんて、行ったこともないので、係りの女性に案内して頂く。
やっと椅子を見つけて、読書に没頭。そこへ、
「電話がかかっています。電話がかかっています」
の携帯コール。急いで切って、図書館の外へ。かけなおした相手はスサーナ。
「7:30に湘南台へ来られる?」
「ええ。伺うわ」

遠回りして、ちょっとお買い物。今日は、よく歩いた。
そろそろお帰り時間かしらの頃合。家の電話が鳴る。
「わかった、すぐ行くわ」
雨が降り出した駅で、セニョールから迎え頼むコール。車を走らす、駅までね。

彼だけのためにお夕飯の支度。済ませて、またもや駅までテクテク。
待ち合わせ時間にはまだかなり早い。駅前の本屋で時間を食べる。今日は
買わない。スサーナから、時間繰り上げ連絡を受け、約束の駅で合流。
" Encantada. Soy Reiko.Mucho gusto."
「始めまして。レイコと言います。よろしくね」
" Encantado. Soy Suzuki. Mucho gusto."
「始めまして、僕はスズキです。よろしく」
スサーナと一緒に、20才の大学生が。個人レッスンの生徒さん。

久しぶりに「エスタンシア・プラザ」へ。スペイン語を大学で専攻という彼を
案内して、ブラジル料理をおなか一杯食べて、美味しかったわ。どれもこれも
相変わらずのボリューム。食べきれないと音を上げるスズキクン。
陽気なアンドレーアは、レジで忙しい。
彼女の夫も、アリタクンも、大忙しで、ゆっくり話す暇もない。
きょうは、アンドレーアのサンバのステップを見られなかったのは残念。
「ツギネ! チャオ」

次の日曜日に、大和駅の広場で、商工会議所のFiestaで、フラメンコのご披露が
あるって。フラメンコがきっかけになってスペイン語をお勉強しようと決意した、
スズキクンだそうで、一緒に見ましょう。時間があれば、"Corazon Latino"の
マリアさんをご紹介しましょう。ここは、ペルー人のお店だから、バッチリスペ
イン語よ。店主もお客さんもね。エスタンシア・プラザはポルトガル語。

スサーナに、駅前広場のベンチに腰掛けて、メイルを打っていたら、
「こんばんは」
よく見れば、駅傍のマンションに住む、白州のミチコチャンのご子息夫婦。
「ワァ、久しぶり。そうそう足のほうは?大丈夫なの?」
「はい。もう仕事も行ってますよ」
四方山話に花が咲き、時間は進む。膝の手術を受けた彼は、ウチの馬専科と
同級生なんだけど、ウチの宇宙人と仲良しこよし。ついでに私もお友達。
「ねえ、今。ハタチの子と一緒だったんだけど、あなた達のハタチの頃とは
 大違い。会話にひねりがないのよ。なんで、スペイン語を始めたのですか
 って聞かれたから、悪口を言うためってね。そうしたら、じゃあ、スペイ
 ン語でなくてもよかったんじゃありませんか?あなたたちだったら、こんな
 つまんない言葉返しなんかしないわよねえ。まっすぐで面白くない」
「それは、ひねりがなさすぎですね」
「でしょう? あ~あ、もったいない。つまんない」
なんてね。年令は関係ないけど、つくづくつまらない人は本当につまんないっ
て思った事!

「遅いですよ、大丈夫ですか?」
「ウン、タクシーで帰ろうかなって、思案してたのよ。でも、歩いて帰るわ。
 だって、文庫本か新書版が1冊買えるでしょう。じゃ、おやすみなさい」
「おやすみなさい。今度遊びに行きます」
「ええ、待ってるわ、2人でいらっしゃいね」

こうして、1日で7人の神奈川県人に会った、楽しい出会いの夜は更けたので
した。 そう、図書館で読んでた本は、『ジャックと豆の木』なんだけど、
他にもジャックが登場するのよ、色々とね。
このお話は又次回に。 Espera un momento, no? 少し待ってて、ね?