ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

ジャックと豆の木 他

2005-09-23 21:59:16 | Weblog
『ジャックと豆の木』なんて名前の植物を戴いて、その由来のお話の中身は、
一夜でその木が天まで伸びたまでしか覚えていなかったのよ、情けないことにね。
それで、イソイソと図書館に出向いて、ほとんどの椅子がふさがっているほど、
読書や調べものに夢中の人々の中で、やっと空いた椅子に陣取って、おもむろに
懐かしいお話が詰まった児童文学の1冊をめくったのよ。
ハイ、そのお話が詰まっていたジャンルは、イギリス民話(昔話)でした。
J・ジェイコブス作(編)です。

『ジャックと豆の木』あるいは『ジャックと豆のつる』訳者による違い。
  キャスト・・・ジャックとその母(後家)、白い雌牛、
         年寄り(男)、人食い鬼とその女房

 <あらすじ>
 
 貧乏な親子には、唯一まあまあ乳を出す雌牛が全財産。
その牛も、乳の出が悪くなり、手放さなくてはならなくなったのです。
牛を引くジャックに、1人の老人が不思議な豆と牛を交換しようと持ちかけます。
その話に乗ったジャックは、母親の憤慨をよそに、その豆を自室の窓の下に植え、
翌朝目覚めると、その先は、天まで伸びていたのでした。
そこから、次々に起こる、『金(きん)』の色々。
天上に住む人食い鬼の女房の情けで、餌食にはならずに、鬼の寝ている隙に、
金貨が入った袋を失敬!これに味を占めたジャックは、勝手知った鬼の住まい、
動向。どんどん財産を横取りして、最後には、とうとう見つかって、追いかけて
きた鬼より先に地上に降りたジャックが、豆の木の途中にいる鬼を見て、その木を
根元から切り倒して、鬼は一巻の終わりとなり、親子は何不自由なくその後暮らし
ました。 金貨、金の卵を産む鶏、金の竪琴が、ジャックが盗んだ品々です。

まあ、鬼は悪役ですから、妥当なお話なのでしょうが、今思うと、なんだか釈然と
しないお話です。だって、泥棒の勧め みたいなお話ですものね。

『ものぐさジャック』『巨人退治のジャック』
『ジャックと金のタバコ入れ』『ジャック・ハナード』

ジャックと名の付くお話のアレコレ。5話とも、全く中身が違うお話で、面白かっ
たわ。ジャック・ハナードだけは、若くないジャック。
日本の昔話も怖いのがいっぱい。童話でも、かなり不気味なものも、こんなのもあり?
なんてお話も、元を正せばゴロゴロよね。グリム童話なんか怖~~~い満載。
洋の東西を問わず、人間の考える事は同じ?

久しぶりに子ども時代に戻った気分の時間でした。
それなりに、ハラハラドキドキしたりして。

さて、ウチの『ジャックと豆の木』は、どこまで成長するかしら?楽しみに楽しみに
育てましょう。

今日も畑で、い~い汗をかきました。
刈り取った草は、強い太陽光にさらされて、最早、立派な干し草です。
草いきれって、なんとなく官能的なのですよ。だから、
♪だ~れかさんと、だ~れかさんはむ~ぎ畑~~
      ♪いっちゃいっちゃし~てい~る~いいじゃないか~~♪
になっちゃうのかも。