国際犯罪の話「ブルー・リング」522頁を書棚に収めて、暮の家事に移らなければねって。
だけどね、吉川英治「宮本武蔵」8巻の1巻が見えないのでその1巻を買おうって、
AMAZONで検索してたら、
「あら、司馬遼太郎も書いてたのね。しかも1冊に収めて?」迷わず注文。
紀行文のような始まり、そう「街道をゆく」みたいな。
暮?まあ、なんとかなるわで、久しぶりに司馬節に、懐かしい懐かしい文体。
「ねちっこくない、猪瀬みたいに」
「そうかなあ、結構ねちっこいじゃない!小説なのに、司馬本人が出てるよね」
「そうお?ええっ 気が付いたことないわ、本当に?」
「うん」
息子②と。
好きだった。著名人に心奪われるなんて、絶対って言いきれるほど、ない、なかった
私が、不覚にも「司馬遼太郎死去」(享年72)に、涙が頬を伝わったのには、
ぎょっとしたの。「もう、新しい本に出会えないのね」、寂しかったわ。
心動かされた他人は後にも先にも彼ぐらい。多分もう2人ってないと思うわ。
そして、中島らもが身罷り、エド・マクベインが続いて、寂しかったわねぇ。
心理学研究科修了、セレモニーは大阪。それをけっ飛ばした私。
紙(修了書)がなんぼの物よ!なんて。
でも、今でもちょっと引っかかってるのが、東大阪にある「司馬遼太郎記念館」に
その帰りに寄るつもりだったのをフイにしちゃったこと。
「空海の風景」「菜の花の沖」「坂の上の雲」そして、海外旅行には必ず帯同する
「竜馬がゆく」(8巻:これは置いてくる)。
他にもエッセイ・紀行文等々、彼の書く文章が好きだったし、もう2度と新しい文に
出会えない一抹の寂しさの何かをちょっと埋めてくれるような気がする、まだ見ぬ
記念館に引かれている私です。大阪あたりなら日帰りだって可能な今頃に生きてます
から、フラッと行ってしまうかも知れない気もしてますが。
浅田次郎も宮城谷昌光もい良いけど、う~ん、やっぱり惜しい作家をなくしたって
強く強く思うのです。素の心に染み込んで来た司馬作品。無形文化財です、彼の作品は。
味わって読んでいる「宮本武蔵」、朝日文庫248頁です。
だけどね、吉川英治「宮本武蔵」8巻の1巻が見えないのでその1巻を買おうって、
AMAZONで検索してたら、
「あら、司馬遼太郎も書いてたのね。しかも1冊に収めて?」迷わず注文。
紀行文のような始まり、そう「街道をゆく」みたいな。
暮?まあ、なんとかなるわで、久しぶりに司馬節に、懐かしい懐かしい文体。
「ねちっこくない、猪瀬みたいに」
「そうかなあ、結構ねちっこいじゃない!小説なのに、司馬本人が出てるよね」
「そうお?ええっ 気が付いたことないわ、本当に?」
「うん」
息子②と。
好きだった。著名人に心奪われるなんて、絶対って言いきれるほど、ない、なかった
私が、不覚にも「司馬遼太郎死去」(享年72)に、涙が頬を伝わったのには、
ぎょっとしたの。「もう、新しい本に出会えないのね」、寂しかったわ。
心動かされた他人は後にも先にも彼ぐらい。多分もう2人ってないと思うわ。
そして、中島らもが身罷り、エド・マクベインが続いて、寂しかったわねぇ。
心理学研究科修了、セレモニーは大阪。それをけっ飛ばした私。
紙(修了書)がなんぼの物よ!なんて。
でも、今でもちょっと引っかかってるのが、東大阪にある「司馬遼太郎記念館」に
その帰りに寄るつもりだったのをフイにしちゃったこと。
「空海の風景」「菜の花の沖」「坂の上の雲」そして、海外旅行には必ず帯同する
「竜馬がゆく」(8巻:これは置いてくる)。
他にもエッセイ・紀行文等々、彼の書く文章が好きだったし、もう2度と新しい文に
出会えない一抹の寂しさの何かをちょっと埋めてくれるような気がする、まだ見ぬ
記念館に引かれている私です。大阪あたりなら日帰りだって可能な今頃に生きてます
から、フラッと行ってしまうかも知れない気もしてますが。
浅田次郎も宮城谷昌光もい良いけど、う~ん、やっぱり惜しい作家をなくしたって
強く強く思うのです。素の心に染み込んで来た司馬作品。無形文化財です、彼の作品は。
味わって読んでいる「宮本武蔵」、朝日文庫248頁です。