地元には名峰「金剛山(1125メートル)」が存在する。府下で一番高く、積雪もある山である。金剛山登山にははまり込む方々が多く、年間の累積数は50万人以上ともなるとか。何でも富士山に次いで2番目に登山者が多い山だそうな。「毎日登山者」も多いようで、登山口には年間契約の駐車場もあり、和泉ナンバー以外の車も数多く止まっている。仲間の「千早の忍者」氏もそうした一人で、彼も駐車場確保組だ。ほぼ日参の登山者だろう。
こうした金剛山で、子狸もかってはその一人であった。体調を崩し、参加できなくなって久しくなるが、金剛山への思いは消えていない。最近は専ら、メディアで山々を覗くだけだが、つい最近、地元の金剛山が取り上げられていた。「にっぽんの百低山」という某国営放送局の番組だ。酒場詩人の吉田類氏が地元の女優さんと、高くは無いが名山、を登るとの趣向のようだ。金剛山も対象に選ばれたらしい。登山口から千早城趾を経て正面道を登るようだ。道中、旧の村長さんや累積登山数が一番の登山者が出現するなど、明らかに演出だろう。解っていながらも、ついのめり込んでしまう。
背景等を鑑みると時期は晩秋のようだ。落ち葉の階段を踏みしめながら1時間40分程を掛け登り切ったところが山頂広場、名物の登山回数の掲示板が迎えてくれる。確か50回以上からの掲示だった模様。トップの方は17000回以上とも成るようだ。子狸は脱落組で930回程でリタイアしてしまった。最低ラインと定めた千回にも及ばなかったのだ。一番好きな場所は9合目付近のブナ林、ヤマガラやシジュウガラと良く遊んでいた。ヒマワリの種を持参すると、手の上にまでついばみにやってくるのだ。癒やしの一時であったのかも。
吉田類氏たちも無事山頂に到着、眼下の大阪平野を望みながら他の登山者たちと談笑しておられた。下山後はいつもの酒場通い、一寸一杯で打ち上げのようだ。画面を見てびっくり、難波あたりの酒場かと思いきや、登山口の茶屋であった。見慣れた光景の山小屋的な茶屋の姿が。まさか居酒屋も兼業しておられるとは。
久方ぶりの金剛山の光景に堪能させてもらった。金剛山の勇姿をTVで眺めるのも、悪くは無いかと。季節は厳寒期、雪山登山を目指す方々が登山口に殺到されるであろうな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます