早春の花々を求めて彷徨っていた。とある山里で真っ黄色の花を発見、不思議に思い調べてみると「レンギョウ」の花であった。これまでも遭遇していたかとは思うが、見過ごしていたのだろう。たまたま被写体を求めて注視しながら走っていたので、注目の的となったようだ。最初の観察はマンサクの花かとの思いであった。車を止め、撮影準備をして近づくと、違っていることに気付いた次第。何だろう・・・・・との疑問の解決は何時ものグーグルさんであった。
資料によると中国原産の花のようで、一説では平安時代初期に導入されたとか何とか。例によって薬草としての活用を目指した模様だ。どんな薬用があったのかは不明だった。樹高は凡そ1.5メートル位、日当たりが良く水はけが良さそうな場所に生えていた。全体が黄色一色で、全面が花のようだ。他の樹木のように花と枝葉とが混在してるようには見えなかった。
この時期、黄色い花と言えばヤマブキが著名だが、農園界隈では未だ咲き誇っていないようだ。「ロウバイ」に始まって「マンサク」それに「レンギョウ」、しかる後に「ヤマブキ」だろうか。春先の陽光に光り輝く黄色の花軍団、何とも麗しい。
レンギョウを撮影していてフト気付いたのだが、現場は以前に「桃源郷」と仮名を付けてサクラの開花を狙っていた場所であった。何でも無い山里だが、サクラに包まれた小さな集落はまさに桃源郷のようで、しばらくの間、佇んだまま眺め入ってしまった。レンギョウの撮影を終え、バックして振り返ると重厚な民家の姿が。これまたしばらくの後思い出したのだが、件の民家は土曜日のみ営業されるラーメン屋さんであった。こんな山の中で商売になるのか、それも週一で・・・・・・・・と大いなる疑問を抱いていたものだ。尚、食レポは担当外なので控えさせてもらうが、何方か堪能な方で訪問してレポート記事に纏められては如何かと。
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