木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

真冬のハヤトウリ

2024年01月24日 05時05分24秒 | 耕作放棄地

農園では「大御所」と「長老」のお二人が「ハヤトウリ」に挑戦中とはレポートしたかと思う。晩秋に栽培を終え、冬越しの準備を行っていたが、現状を覗いて見ようかと思う。ご存じの様にハヤトウリは多年草、茎や葉は枯れても根株は生き残る。それをどうやって冬越しさせるかが至難の技だが、ご両人共にうまく乗り越えているようだ。要は寒冷期対策、ハヤトウリは寒さに至って弱い。子狸と同類なのだ。従って暖房装置を施す必要があり、霜や雪への対策が欠かせない。

画像で現状をお伝えしたいが、残った根株を籾殻やマルチ・稲藁等で囲って上には防水・防寒対策を施している。多少の相違はあるが狙うのは一緒だ。要は残った根株を暖かく保護して水や霜・雪等から守ってあげることだろう。今は大寒期の真っ最中、年中で一番寒い時期だ。この期を乗り越えたら半分成功したようなもの、保護対策の真価が問われている。

今年は暖冬気味の予想だったが、本日は最高気温で4度位、大寒期の本領発揮だ。画像証拠を張っておきたいが、日中太陽光線下で3度前後を指している。風も冷たく、体感温度はもっと下回るだろう。

さて件のハヤトウリ栽培だが、長期的には危ぶまれている。ハヤトウリそのものが問題では無く、栽培地が問題なのだ。ご両者のハヤトウリ畑は隣接してるのだが、農園の端で崖地の上に乗っかった状態。そのうえ下部の土壌がえぐられつつあり、何時しか崩壊・崩落の危険性を抱えている。半分リスクを伴っており、栽培中止のシグナルも出始めかも。

こうした現状で、ご両者が何時まで栽培を続けられるか疑問だが、現行の仲間で追随者は出そうに無さそうだ。当地ではハヤトウリの消費習慣が余り無く、栽培・使用にためらいが生じるのだろう。使い慣れた方々にとっては有益な野菜なんだろうが。

 

 

 

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