チームリーダーからは指令が飛んでいた。本日の作業は、「草刈り+柵の修繕+タケノコ掘り」だぞと。彼がわざわざ注意喚起したのも無理は無い。本日だけはタケノコ掘りに傾斜しがちなのだ。獲物を捕らえた猟犬の如しで、タケノコを発見したら草刈りどころでは無いだろうな。心情は痛いほど理解できる、かっての子狸も全く同様だったのだから。まあ、本日だけはお許しを・・・・・・と言うことで、作業半分、タケノコ掘り半分と言った案配で妥協を。
森の果樹園には竹林が併設されている。仲間達の尽力で環境整備が行き届いているので、タケノコの繁殖も数多く、例年収穫の喜びに歓喜する。何せ葉物野菜と違って獲物が大きい。大物を釣りあげた気分なのだ。例によって例の如く、子狸が参加不能なので、過去の画像を使いながら活動内容を推測してみようかと思う。例年ほぼ同様なパターンなのだ。もう当初の焚き火もそう必要ないだろう。荷物を置いたら直ちに収穫へ。トンガや長柄鍬を利用して掘り起こすのが常套手段、おっとその前に現場を発見する必要がある。微かに伸びたタケノコの頭を見つけ出す。一撃必殺・・・とはいかないが、数回の打ち込みで無事に掘り出しだ。大物ゲット。
画像でご確認戴きたいが、結構大物がコンテナに入ってますでしょう。最もタケノコの名産地である京都では大物は嫌われるとか。やや小振りなタケノコが好まれるそうな。何事も上品な世界、野趣あふれる品より見栄え良く品のあるタケノコが珍重されるのだろう。我々にとってはお構いなし、大物ゲットの方が楽しい印象だ。京都人と大阪人との違いなのかな。
掘りあげたタケノコは、後刻参加者で均等配分する。結構重いので持ち帰りに難儀するが、流石に皮をむいて軽量化する者はいない。掘ったままの状態でお持ち帰りだ。帰宅後の奥方の悲鳴が聞こえそうだが・・・・・・馬の耳に念仏かな。アク抜きには米糠使用が多いようだ。玄米での保管者も少なく無いので、自宅精米の副産物の活用だろう。
流石にタケノコ掘りだけでは無い。半分ほどは草刈り等にも力を注ぐ。無論、お馴染みの刈払機使用による刈り取りだ。収穫を終えた後だから気分は上々、機嫌良く2サイクルエンジンの爆音に酔いしれる。かくして春先の陽光の下、少々汗気味とは言え心地よい疲れに満足している。
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