図書館は本のかけっこ

2017-08-15 21:12:50 | 童話
図書館は本のかけっこ。
たくさんの本のかけっこ。
だれが早く読まれるかな。
だれが早く貸し出されるかな。

大きな本、厚い本、きれいな色の本、小さな文字で書かれた本。
みんな本だなに並んでいる。
みんな番号がつけられている。

小さな女の子が来たぞ、お母さんといっしょだ。
きれいな色の本を持ってきてお母さんに渡した。
すると、おかあさんは受付へきれいな色の本を持っていった。
きれいな色の本が一番早く貸し出された。
一等賞だ。

こんどは男の子だ。
工作の本を持っている。
工作の本が二等賞で貸し出された。

つぎは男の人が小さな字で書かれた厚い本を持っている。
この人は受付ではなくイスのあるテーブルへ行ったよ。
そうか、何かを調べているみたいだね。
あれっ、図書館の人がたくさんの本をかかえてやってきた。
そして、次々と本だなへ置いていく。
貸し出されていた本が返されてきたのだ。
またかけっこの始まりだ。