ぽろろ、ぽろろ。(10)

2014-07-20 09:07:37 | 童話
僕の机を置いてある部屋から「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」と聞こえてくる。

『だぁれ?』

時計が呼んでいるのだ。

『なぁに、電池が無くなりかけているの、よし、取り換えてあげるね。
だから、3時のおやつの時間を教えてね。』

ぽろろ、ぽろろ。(8)

2014-07-18 20:39:07 | 童話
物置の方から「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」と聞こえてくる。

『だぁれ?』

『あっ、僕の自転車だ。
なぁに、自転車に乗って公園に行こうよだって?
自転車の好きな友達を呼んで来るから待っていてね。』

『友達が2人来たから3人で公園へ行くよ。
この公園は、中で自転車に乗って走ってもいいんだよ。
楽しいね。』

ぽろろ、ぽろろ。(7)

2014-07-17 20:44:58 | 童話
僕の机のある方から「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」と聞こえてくる。

『だぁれ?』

『やぁ、ペンケース君だ。
なぁに、今日の学校の勉強と宿題を頑張ったね、だって。
うん、頑張ったよ。
お父さんとお母さんに話をしたらほめてくれたよ。』

ぽろろ、ぽろろ。(6)

2014-07-16 20:52:04 | 童話
僕が家に帰るとキッチンの方から「ぱろろ、ぼろろ。ぽろろ、ぽろろ。」と聞こえてくる。

『だぁれ?』

『あっ、コップ君だ。えっ、コップでお水を飲むとおいしいよ、だって。
僕はジュースの方がいいなぁ。
コップ君貸してね。
ゴクッゴクッ、ジュースはおいしいなぁ。』