かんりにんのひとりごと

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秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・

2022-08-10 | 季節にまつわる話

 

今朝も愛犬と朝の散歩に出かけました。

 

「立春」の頃、春を探していたのと同じように、秋を探して歩きました。

 

ふと、日差しが弱くなっていることに気が付きました。

 

7月に比べると、陰の部分が多くなっています。

 

夏至が一番太陽高度が高いのですから、少しずつ日の出が遅くなり、太陽高度は低くなっていくはずですね。

 

 

 

夏至の頃は、このあたりは日差しが強くて、朝の散歩の時間帯には、歩くことができませんでした。

 

最近は、陰になっているので、歩けるようになりました。

 

平安時代の和歌にちょうど、この時期のことを詠んだものがあるそうです。

 

「秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる」

 

現代風に訳すと・・・

 

「秋が来たと、目にははっきりとは見えないけれど、爽やかな風の音で(秋の訪れに)はっと気付かされた。」

 

詞書(ことばがき)には「秋立つ日詠める」とあり、「立秋」の日の歌として知られています。

 

なるほど・・・。

 

そうですよね・・・。

 

今の私の気分にぴったりとあてはまります。。。

 

平安時代の古今和歌集におさめられているそうですが、平安時代の歌人と同じ気持ちになれたかと思うと、ちょっと嬉しい気分がしました。

 

 

 

空を見ると、少しずつですが、秋の雲も見られるようになってきました。

 

 

 

 

昨年も同じ時期に、二色のオシロイバナを見つけたのですが、今年も見つけました。

 

一つの花に二つの色があるのは、めったに見られません。

 

今年咲いているオシロイバナの中では、この一凛だけみたいです。

 

 

 

明日はお墓参りにに行く予定です。。。

 

 

【秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど

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