HPのトップページに今までその日の出来事や感じた事を書いていましたが、HPをリニューアルするのを機会にブログを立ち上げ、「つれづれの記」をここに移すこととしました。
内容はその時に感じた事、考えた事なので。あっちこっちに飛ぶとは思いますが、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
戸山滋比古の著作
NHKの「週刊ブックレビュー」で、戸山滋比古著「忘却の力」が紹介され、面白そうだったので、早速、書店に行ったが、あいにく見つからなかった。
文庫本で何か出ていないかと思い、探していると、ちくま文庫で「思考の整理学」という本が出ており、早速購入した。
20年位前に文庫本として出版された、古い本であるが、後で買った、「忘却の力」よりも面白かったのは意外であった。
「朝型」の薦め
「思考の整理学」の中に、朝の頭と夜の頭について書かれている個所がある。
私は、だいぶ前から、デスクワークは早朝にやることにしている。
その理由はいくつかあるが、朝の方が能率が上がるということである。著者は朝の頭の方が、夜の頭より優秀であると言う。その通りだと思う。
頭の働きが鈍くなるのは、疲れている時と満腹の時だと言う。確かに、朝は、夜寝て疲れがとれ、腹に何も入っておらず、頭にとって最高のコンデションであろう。
夜の頭は悲観的で、朝の頭は楽観的であるという。
従って、物事を希望的に考え、積極的な仕事が可能となる。
「悲しい話は夜するな。どんなにつらい話も、昼したら大したことない」とがばいばちゃんも言っている。
著者が一番言いたかったのは、朝の頭には「忘却の力」が働き、寝ている間に、余分なことは忘れる、人間にしかできない選択的忘却が働くからであろう。
そのために、良い仕事は朝でなければならないのであろう。
私の生活慣習は間違っていなかったのである。